冬場の不時着を想定 自衛隊員が厳しい冷たさの漂流やヘリ救助を訓練 青森県むつ市
航空機を運用する自衛隊の隊員たちが、むつ市にある大湊基地で冬場の不時着などを想定した緊急時の講習に取り組み、海で漂流した際の対応を学ぶ訓練をしました。
海上自衛隊の航空集団が行った講習には、大湊基地をはじめ航空機を運用する国内の陸上自衛隊、航空自衛隊から隊員40人が参加しました。
隊員たちはまず海に不時着した想定で、基地の港付近の海に浮かんだ状態でボートを膨らませ乗り込む訓練を行いました。
このあとヘリコプターで海から救助される訓練が行われ、海に浮かんだ隊員はワイヤーの先に付いたフックを体に取りつけ引き揚げられていました。
隊員たちは気温が氷点下1℃、水温4℃の厳しい環境のなか、真剣な表情で海で漂流した際の対応を学んでいました。
講習は今月17日から1週間で、期間中に釜臥山の山中で一夜を過ごす訓練も行われます。
最終更新日:2025年2月21日 16:59