「最後の卒業生になれて誇りに」募集停止決まった青森明の星短期大学で“最後の入学式” 全国で相次ぐ短大の定員割れ
青森明の星短期大学では最後の入学式が青森市で行われ、入学した学生たちが「社会に有為な人材になる」と決意を述べました。
青森明の星短期大学は来年度から学生の募集を停止するため今年度が最後の入学式となります。
式ではひとりひとりの名前が読み上げられたあと新入生の代表が決意を述べました。
★入学生宣誓 乙幡奈々伽さん
「自らを律し自らを高め社会に有為な人材となるよう日々精進することを誓います」
文部科学省によりますと、学生の募集を停止する全国の私立の短期大学は今年度と来年度をあわせて42校と全体の15%に上り、少子化に伴う定員割れが深刻化し撤退が加速しています。
青森明の星短期大学は5年連続で定員割れが続き、今年度も入学した学生は半分に満たない40人と、1963年の開学した年度に次ぐ少なさです。
★青森明の星短期大学 花田慎学長
「明の星の歴史の最後を飾る学生であってほしいと思います。募集停止ということが学生に与える不安とかがあるでしょうから、より一層不安を払拭していろいろな意味でサポートしていきたい」
★新入生 乙幡奈々伽さん
「(来年度からの生徒募集停止を)聞いたときはとてもびっくりしたんですけれど、ずっといきたいと思っていた学校だったので最後の卒業生になれてとても誇りに思っています」
新入生は最後の卒業生となりますがこれからの2年間に胸を膨らませていました。