「あわせて3回土砂崩れが起きた」松山市の土砂崩れ 90代男性、80代女性、40代男性の3人が行方不明
きょう未明、愛媛県松山市で土砂崩れが発生しました。少なくとも住宅1棟が押しつぶされ、3人が行方不明になっています。
消防によりますと、きょう午前3時50分頃、現場近くの住民から「土砂が崩れてマンションや家に覆いかぶさっている」と通報があったということです。
土砂は、高さおよそ100m、幅50mにわたって崩れました。
少なくとも木造民家1棟が押しつぶされ、90代の男性と80代の女性、40代の男性のあわせて3人が行方不明となっています。ケガ人は確認されていません。
現場では、複数の住宅に土砂が流れ込むなど、広範囲で被害が出ています。
土砂が流れ込んだマンションの住民は「1回目に雷が落ちるようなバリバリという音がして、のぞいたら隣の家がつぶれていた。10分後に小規模な土砂崩れ、そのあとすぐに中規模なもの、あわせて3回土砂崩れが起きた」と話していました。
松山市によると、土砂崩れが起きた松山城の斜面は去年の大雨の影響により法面が傾き、今月1日から復旧工事を行っていたということです。
松山市ではおとといの降り始め以降、平年の1カ月分に相当する213ミリの雨が観測されていて、松山市は清水地区に警戒レベルで最も高いレベル5の緊急安全確保を発令しています。