冬山での山岳遭難に備え、警察と消防が合同で訓練を行いました。

愛媛県西条市で行われた訓練には県警の機動隊をはじめ、近隣の3つの警察署と石鎚山系を管轄する消防から33人が参加しました。

参加者の半数以上が初めてという雪山での訓練。石鎚山中腹の成就社では、雪が積もる中、ベテランの隊員が金属製のアイゼンを着用した雪道の歩き方や、滑落から身を守るピッケルの使い方などを指導しました。

指導員：
「アイゼンに付いている刃の全体を雪面とか氷とかに押しあてて歩くようにしてください」

県警察機動隊 坂毅 隊員：
「実際の冬山の環境での訓練になりますので、冬山の環境に応じた訓練の技術練度向上、連携強化を図ってきたいと考えております」

県内では先週、石鎚山の中腹で男性が死亡する遭難事故が発生していて、参加した隊員は真剣な表情で訓練に臨んでいました。