伊予鉄道と伊予鉄バスが1月から賃上げ 平均5%以上アップ 運転士不足の改善へ【愛媛】
伊予鉄道と伊予鉄バスは運転士不足の改善につなげようと、平均5%以上の賃上げを行うと発表しました。初任給も1割近く引き上げます。
伊予鉄グループによりますと、春の労使交渉を前倒しで実施し、来月から従業員の賃上げを行うことで合意したということです。賃上げ率は平均5%以上で、初任給についても1割近く引き上げます。
これにより、いずれも手当を除いた初任給の額は、伊予鉄道が20万円、伊予鉄バスが20万5000円となります。
加えて新たな手当を設けるほか、年間の休日数を8%増やすということです。
伊予鉄グループは今年11月、運転士不足のため、坊っちゃん列車の運休や市内電車、バスなどを減便するダイヤ改正を行っていました。
清水一郎社長は「今回の早期賃上げにより、深刻な運転士不足の解決につなげていきたい」とコメントしています。