夏の繁華街に一大イベントで…治安を守る職質のスペシャリスト「自動車警ら隊」新人隊員に密着
無線:
「本部から愛媛442」
濱田さん:
「うちが呼ばれました。愛媛442です、どうぞ」
近くで「バイクのヘルメットに液体のようなものを入れられた」との110番通報が。
器物損壊事件発生か。すぐに被害者と接触し、濵田隊員も現場で状況を確認します。
ヘルメットの中にはべったりと白い液体ようのものが。
濱田さん:
「ボンドかシリコンの埋めるパテみたいなものかもしれない。今日最後に無事だった状態を確認したのは?」
被害者:
「14時くらい」
濵田さん:
「このような状態なので器物損壊ということで被害届の受理を進めるようになります」
休む間もなく、パトロールを続けます。日付が変わった深夜1時半。再び繁華街に戻ろうとした次の瞬間「男性が車道と歩道の間で倒れている」との通報が。急いで現場に急行します。
隊員:
「休むところやないけんここはいかん。道路は危ないし家どこよ?」
酔っぱらった男性が道路で倒れていたようです。安全な場所に移動させ質問しますが、返答はありません。
三瀬さん:
「酔っぱらいについては救急隊に引継ぎ、現在ストレッチャーに収容し、救急車内へと搬送中」
男性は救急搬送されました。
パトロール開始から9時間半がたった深夜2時半。ようやく松山東警察署に戻ってきました。
濵田さん:
「夜市もあったのでかなり人が多くて事案対応とかも立て込んでいたので、こういう日もあるのかなと。しっかり職務質問をできるようになり検挙につながることによって県民の皆さんが安全・安心に暮らせるような街づくりに貢献出来たらと」
入隊から2か月半。日々勉強中の濵田隊員にとってもう一つの夢が。
「女性に対しては所持品検査とか身体に接触するのも女性警察官でないとできないこともたくさんあるので、そういったところをやりがいに感じて。これから自ら隊目指して職務質問でしっかり検挙を目指していきたいという女性が増えたらいいなと思います」
私たちの暮らしを守るために。濵田隊員の挑戦は始まったばかりです。