高知市の土佐女子中学高校でひと足早く1学期の終業式が行われました。
また、式にあわせて医師会による出前授業も行われました。

高知市の土佐女子中学高校では、7月12日にひと足早く1学期の終業式が行われました。
濵田美穂校長は生徒約700人を前に、夏休みについて事故のないよう気を付けることや規則正しく過ごすことなど心構えを伝えました。

また、12日は式にあわせて高知県医師会の吉川清志常任理事が、がんと子宮頸がんワクチンをテーマに出前授業を行いました。夏休み前にがんの正しい理解とワクチンの接種につなげてもらいたいと医師会が企画したものです。

子宮頸がんは日本で年間約1万1000人の女性がかかり、約2900人が亡くなっているがんです。これに対し、小学6年から高校1年の年代までの女性を対象に、子宮頸がんを予防するための2回または3回のワクチンを公費で接種できるようになっています。
また、高校2年から今年度27歳になる年代までの女性は、キャッチアップ接種としてワクチンを来年3月末まで公費で接種できるようになっていますが、3回の接種には6か月かかるため、無料で受けるためには今年9月までに1回目の摂取を行う必要があります。

吉川常任理事は「ワクチンは副反応より効果の方が大きい。まだできていない人は出来るだけ早い接種を」と呼びかけました。

ワクチン接種が受けられる医療機関は、県のホームページで確認することができます。