連日、日本選手の活躍が報じられるパリオリンピック。「こうちeye」では「夢の舞台へ」と題して大会に出場する県勢2人、レスリングの櫻井つぐみ選手と清岡幸大郎選手の直前情報や背中を押す声をシリーズで伝えます。
現地のパリで声を届けようと、高知レスリングクラブで2人を幼いころから指導してきた櫻井優史監督が、8月5日に高知を出発しました。

5日、高知龍馬空港を訪れたのは、櫻井つぐみ選手の父親で高知レスリングクラブの監督・櫻井優史さんと家族、友人の4人です。
優史さんは、パリオリンピックに出場する櫻井選手と清岡幸大郎選手をそれぞれ2歳と3歳の時から指導していて、オリンピックで金メダルを取る夢に向かって突き進む2人をすぐそばで応援しようと、パリに向かうため高知を発ちました。

櫻井監督がリュックから取り出したのは、県からもらった2人の選手の応援旗です。
■櫻井優史監督
「ありがたいなと思って、色んな人がこうやって応援してくれているので、つぐみの試合のときはこれをもって、幸大郎の試合のときはこっちをもって応援しようかなと」

櫻井選手の妹で野市中1年の、つきのさんも一緒です。
■妹の櫻井つきのさん
「本当にこの日が来て緊張してきたが、緊張せずに試合をして、良い試合をしてくれたら良いな。（姉のつぐみ選手には）緊張せずに頑張ってと言いたい」

4人は東京で二女のはなのさんや、つぐみ選手が所属する育英大学の監督、コーチと合流し、5日の夜にパリに向け出発するということです。

■櫻井優史監督
「いよいよという感じで多少緊張もあるが、普段通りの感じで応援に行きたいと思っている。出来るだけつぐみにも幸大郎にも普段の自分の力を出してもらいたいので、我々も気負わず普段通り接することが出来たら」

また、櫻井つぐみ選手や清岡幸大郎選手のレスリング選手団も5日の朝にパリへ出発したということです。

いよいよ近づいてきた2人の初戦は櫻井選手が日本時間の8日、清岡選手が10日です。