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『シリーズよさこい!5年ぶりに復活!ちかもり&梅乃連』 よさこいにかける2チームの熱い思いに迫る【高知】

2024年8月5日 18:57
『シリーズよさこい!5年ぶりに復活!ちかもり&梅乃連』 よさこいにかける2チームの熱い思いに迫る【高知】
今年のよさこいには5年ぶりに復活するチームがあります。

5年ぶり11回目の参加となる「ちかもり」。医療法人・近森会の医師や看護師、その家族や看護学生などのチームで10代から60代までの踊り子100人が参加します。
地域の救急医療を担う病院が母体であるため、この5年間に踊り子たちの多くはコロナ禍の最前線で現場を支え去年の夏も、4年ぶりに通常開催となったよさこい祭りに出場することは叶いませんでした。

■ちかもり・楠瀬達也代表
「(踊り子のなかには)病棟でコロナ患者を対応した医師や看護師もいる。私自身も事務職だが転院搬送の時に防護服を着て夏場に搬送するなどしていた。(新型コロナが)5類になったからといって、すぐ踊れる舞台に戻れるわけではないのですごくうらやましいなというのと、なんで医療従事者だから祭りに参加できないのだろうといった歯がゆさというか、そういうのをすごく感じていた」

5年の歳月を経てようやく掴んだ鳴子で踊ることしのテーマは「黎明」。
コロナ禍の暗闇から明るい未来へと進む様子を表現します。

■ちかもり・楠瀬達也代表
「わたしたちは命を守る仕事をしている。元気に踊れるというのがすごく素晴らしいことだと私たちの踊りで表現して感じ取ってもらえたらと思う」

踊り子たちも日頃培ったチームワークに磨きをかけながら練習を楽しんでいました。

■6年ぶりに参加した看護師の女性
「すごく楽しい。(チームに)戻ってよかったと思っている。(踊れなかった期間はよさこいを)テレビでは見ていたが、見ながらやっぱり踊りたいなってすごく思っていたので、今年久しぶりに踊れて『ちかもり』復活ですごくうれしい」

長い夜が明けてちかもりの5年ぶりの夏がはじまります。

そして、5年ぶりに参加するチームもう一つのチーム・梅ノ辻町内会踊り子連「梅乃連」。
梅ノ辻の町内会チームで、主要メンバーのほとんどが梅ノ辻や潮江地区の出身者です。
インストラクターの嶋﨑碧さんは5年間のブランクを心配していましたが…。

■嶋﨑碧さん
「5年ぶりのブランクがあるけど、みんなブランクを感じさせなくて踊りを覚えるのも早かった。ずっとコロナで練習できなかったときは、小さい時から知ってる仲間なので、なかなか会えなかったし、みんなで集まってワイワイ言いながら練習するのがすごく楽しい」

梅ノ辻町内会踊り子連「梅乃連」、5年ぶりの今年、チームのテーマは「再宴」です。

■嶋﨑さん
「『再び』の、宴会の宴と書いて『再宴』というテーマにしている。宴の宴会、楽しく踊ろう、みんなで、という『宴』もそうだし、これまでの小さい時からのご縁 の『縁』、踊り子さんとの縁、地域との縁、仲間との縁、というところもすごく大事にしていていて、みんなの輪という所の円の『円』、円も大事にしようよと、たくさんの『エン』をかけ ているので、そこを音楽にも衣装にも取り入れた内容になっている」

7月30日の全体練習。今年は86人の踊り子とスタッフで本番に臨みます。練習は7月中旬から本格的に始まり、週6日のペースで行ってきました。
練習を重ねながら、隊列の移動や表情、衣装の見せ方など細かい所までこだわっていきます。

「梅乃連」では、毎年4月に活動方針を決定していて、去年の4月はまだ新型コロナウイルスが5類に移行していなかったため出場を見送っていました。5年の時を経て、熱い思いを踊りで表現します。

第71回よさこい祭りは8月9日が前夜祭、10日、11日が本祭で12日が全国大会、後夜祭。188チーム、1万7000人の踊り子が高知の夏を彩ります。
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