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水泳授業 児童の安全をいかにして守るか 学校現場の取り組み①『泳力で児童を見分ける』【高知】

2024年7月16日 18:59
水泳授業 児童の安全をいかにして守るか 学校現場の取り組み①『泳力で児童を見分ける』【高知】
7月5日、高知県の長浜小学校の男子児童が水泳の授業中に溺れて亡くなりました。
児童の命を守るため学校現場ではどのような対策を取っているのか、シリーズでお伝えします。

高知市にある高知小学校では、7月5日に長浜小の男子児童が南海中学校での水泳授業中に溺れた事故を受け、8日に予定していた水泳の授業を急遽中止し、 安全対策について校内で協議しました。

高知小では、監視の人数を増やすことで安全が確保できるとして、7月10日に水泳の授業を再開したということです。高知小では以前から、児童の安全を守るために効果的な対策をとっていました。
それは泳力で児童を見分けることです。

高知小学校 山岡大二校長
「泳力による帽子の色分け」

緑色は、25メートルがまだ泳げない子がかぶる帽子。色を分けることで監視の際に見つけやすいのです。
さらに、泳ぎが苦手な児童は浅い場所で泳ぐなど工夫もしてきましたが、今回の事故を受けて、検討すべきことはまだあるといいます。

山岡校長
「監視を常時増やすには限界がある。その中でどう安全確保するか、我々にとって宿題」

水泳授業中の児童の安全をいかにして守るのか、各学校や市町村教委では検討が進んでいます。
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