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【特集・高知龍馬マラソン】最初の夫と最後の妻、家族の絆で完走を目指す【高知】

2025年2月14日 18:51
【特集・高知龍馬マラソン】最初の夫と最後の妻、家族の絆で完走を目指す【高知】
いよいよ2月16日(日)に高知龍馬マラソンが開催されます。こうちeyeではシリーズで11回目となる今年の注目ポイントを紹介しています。今回は「今年こそは!」と意気込む、ある夫婦の想いです。

■山岡夫婦
「私が最初の夫で、私が最後の妻です」

いの町枝川の山岡幸司(こうじ)さん・佐知(さち)さん夫婦。
去年、夫婦50歳記念で高知龍馬マラソンに初出場し、翌日の高知新聞のデジタル版「高知新聞プラス」で「最初の夫と最後の妻」という見出しで記事が掲載されました。

夫の幸司さんは去年、大会前に体調を崩し、前日に気管支炎と診断されました。当日スタートラインに立ったものの、わずか数メートルで無念のリタイア。脱落者を回収するバスに「1番最初」に拾われました。

■幸司さん
「リタイアしても手を振ってくれる。恥ずかしくて・・・」

一方、スタート直後に1人ぼっちになってしまった妻・佐知さんは、

■佐知さん
「6時間59分36秒の超ギリギリ、 ちょっと間違えればアウトなところだった」

実は、佐知さんがゴールに向かう瞬間を高知放送のテレビカメラが捉えていました!表情は険しくなっていたものの、一歩一歩ゴールに近づいていました。そして、最後の直線で再び走り出しました!
沿道の声援が力になったと話す佐知さん。最後はペースを上げて、帽子を取って、手を振って、笑顔でフィニッシュテープを切りました!佐知さんには、完走を通じてどうしても伝えたい想いがありました。

■佐知さん
「息子が国試、娘が部活。言葉以外で応援したい。母の頑張る姿で・・・」

夫の想いも繋いで、果たしたフルマラソン完走。完走後に幸司さんに見せたのは、完走メダル、ではなく第12給水所にあるランナーに人気のエイド「かつおめし」でした。

■山岡さん夫婦
「持って帰ったカツオ飯をあげた。」
「4つ持って帰ってきた、そんなに持たなくても・・・」

悔しさと夫婦の絆を感じた前回大会から1年。
山岡さん夫婦は、もう一度スタートラインに立とうとしています!週末には一緒に練習し、リベンジに燃えている2人に、今回は心強い仲間が。

高校を卒業したばかりの娘・千慧(ちさと)さん、18歳。4月から県外の大学に進学するため、家族で思い出を作ろうと3人で走ることを決めました。

千慧さんは普段一人で練習していますが、この日は家族3人で近所の河川敷を走りました。
去年の母の完走は、娘の千慧さんに大きな勇気を与えました。

■千慧さん
「お父さんがいない状況でも完走したことはすごいと思う。自分も頑張ろうと思えた」

千慧さんはバレーボール部の仲間5人と一緒に走り、目標タイムは5時間台。幸司さんと佐知さんは、制限時間内に2人での完走を目指します。

■千慧さん
「完走してくれることを待つだけなので、早く来てと思いながら待ちたい」

■山岡さん夫婦
「去年は夫婦2人、今年は心強い家族がいるので頑張れる」
「来年は結婚して25年になるので、色々振り返りながら走れれば・・・」

「最初の夫と最後の妻」の記事から1年。家族の絆を感じながら、家族3人で完走を目指します。

■家族3人
「絶対完走するぞ!「最高、よーし!」
最終更新日:2025年2月14日 18:51
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