非常に強い台風10号に備えて、行政などでは28日、さまざまな準備が進められていました。

土佐市の複合文化施設「つなーで」では、避難所の開設に備えて、避難スペースとなる場所で毛布やパーテーションなど避難スペースに必要な資機材の準備を行いました。

また、国土交通省四国地方整備局高知河川国道事務所は、仁淀川の浸水に備えて、いの町と土佐市の2か所に排水ポンプ車を設置しました。
ポンプ車を設置して備えるのは2年ぶりということです。

高知市の高知駅前にある3志士像も台風に備えて撤去作業が行われました。高さ5メートル・重さ400キロを超える3志士像をクレーン車で一つ一つ土台から外していきます。3志士像の撤去は2019年の台風以来だということです。

28日午後6時時点で、室戸市、四万十市、香南市、津野町、大月町、三原村、四万十町、黒潮町が避難所を開設しており、高齢者などへ避難を呼びかけています。