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台風10号 高知県内への影響について高知地方気象台に聞く(8月28日午後6時時点)【高知】

2024年8月28日 18:58
台風10号 高知県内への影響について高知地方気象台に聞く(8月28日午後6時時点)【高知】
台風10号の高知県内への影響について高知地方気象台に聞きました。

高知地方気象台・森将人調査官
「特徴としては、遠く離れた所に台風が存在するが、それを取り巻く南から湿った空気が流れ込んでくる場になっていてかつ、台風のスピード自体が遅いというところがある。現在では、四国地方では南東斜面を中心に雨雲がかかりやすい場になっている。台風の本体が(高知に)近づく前から雨量が増え続けている状況」

【高知への影響は】「見通しとしては29日以降、暴風、高波、大雨などが影響してくると考えている」

【風の影響は】「今後、28日夜以降、次第に風が強まる見通しとなっているので、29日以降、警報級の暴風や大雨に警戒してほしい」

【雨の影響は】「すでに雨の影響は出ていて、台風から遠く離れた高知県でも台風の中心を取り巻く雨雲が流れ込んでいる。今後西日本を指向する予想となっているので、雨雲の本体がかかりやすいため、29日以降警戒が必要と考えている。線状降水帯が29日午前中から夜にかけて予想されているので警戒が必要」

【波に関しては】「28日はうねりを伴ったしけとなり、29日から30日にかけて台風の接近に伴いさらに波が高くなり大しけとなることが見込まれている」

【県民は】31日午前中に高知県に最も接近する見込みとなっている。海上に関しては29日から大しけとなり31日にかけてこの状態が続く見込みとなっている。台風周辺の暖かく湿った空気の影響で雨となっているところがすでにある。台風が接近する29日以降は広い範囲で大雨となる見込みとなっている。台風の動きが遅いため台風の進路次第では今後の予測が変わる可能性がある。最新の気象情報に留意をお願いしたい」
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