生産量日本一を誇るナスやユズを多くの人に知ってもらおうと、このほど高知県安芸市で「なすまつり」が開かれました。
県出身の演歌歌手・三山ひろしさんも特別参加しPRに一役買いました。

2月28日、安芸市のホテルで開かれた安芸市制施行70周年記念事業、その名も「なすまつり」。地元の新鮮な食材を全国に発信しようとJA高知県安芸地区の職員や生産者などでつくる安芸市施設園芸品消費拡大委員会が企画したものです。

■井上琢己キャスター
「JA高知県安芸地区管内は、冬春なす、ゆずの生産量が日本一。美味しい料理で県内の人や全国の市場関係者にその魅力を発信します」

イベントには、機能性表示食品「高知なす」の宣伝隊長を務める県出身の演歌歌手・三山ひろしさんも出席し、全国の市場関係者や一般の人など約150人が参加しました。会場では、インターネットの動画サイトで調理法などを紹介している地元のナス生産者「なすマダム」と三山ひろしさんによる料理教室が行われました。

三山さんたちが作ったのは、レンジで簡単「なすのたたき」。ナスをラップで包みレンジで1分30秒。その間・・・三山さんが得意のけん玉を披露。
その後、冷まして切り分け、アジのほぐした身とミョウガがなど薬味を加えポン酢をかければ出来上がり。
その他、ナスを生地に見立てたピザなど2品が作られ、三山さんが軽快なトークで会場を盛り上げました。

また、会場には安芸市内の10の飲食店がナスやミョウガ、ピーマンなど安芸地区の食材で作った豚肉巻きやハンバーグなどの料理を提供。参加者の胃袋をわしづかみにしていました。

安芸市内の飲食店が提供した「なすの田楽」は、肉厚のナスが柔らかくジューシーで口の中でとろけます。
別の飲食店が提供した「なすのにぎり」は、ナスの浅漬けにアクセントとしてショウガとネギをトッピング。
春を感じさせる菜の花、山芋、焼きナスの香り豊かな「焼きなすの巻寿司」も登場しました。

スイーツ店が考案した「なすの入ったキャラメルミルクプリン」は、キャラメルソースの上に圧力鍋で調理したナスのミルクプリン、さらに生クリームプリンをのせた3つの層のプリンです。

JA高知県安芸地区によりますと、今後さらに「高知なす」の機能性やユズの美味しさを県内外にPRし、販路拡大やブランド強化を目指すということです。