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JR芸備線の在り方は 再構築協議会「調査事業」を検討

2024年7月10日 18:54
JR芸備線の在り方は 再構築協議会「調査事業」を検討

 岡山県北と広島県にまたがるJR芸備線の在り方を考える再構築協議会の幹事会が広島市で開かれ、路線に関するデータを分析する「調査事業」について検討が行われました。

 事務方を中心とした幹事会には、岡山県やJR西日本の担当者など、およそ20人が出席しました。再構築協議会は、原則3年以内に鉄道の方向性を決める国の新たな枠組みです。この中で芸備線は、新見市から広島県庄原市までの68.5キロが、存廃対象の「特定区間」とされています。

 2回目となった幹事会では、路線に関するデータを集める、調査事業について検討しました。その結果「バスやタクシーなど二次交通との連携による需要や芸備線の価値を分析すること」「利用客や沿線の住民にヒアリングを行う事」などで内容がまとまりました。

 また、年度内に調査事業を始め、分析結果を踏まえた実証事業を来年度、本格化させる方針が共有されました。メインとなる次回の再構築協議会は、10月頃に開かれ調査事業の状況や内容の確認が行われます。

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