ノースサファリサッポロの運営会社 富士花鳥園(富士宮市)への動物移転を断念か(静岡・富士宮市)
2025年9月末に閉園を予定している北海道の動物園が、富士宮市の「富士花鳥園」に動物を移動させる計画について運営会社が断念したとみられることがわかりました。
北海道札幌市の動物園「ノースサファリサッポロ」をめぐっては法令違反が相次いで発覚し、2025年9月末までに閉園することを発表していて、動物たちの移動先が課題となっています。
動物園の運営会社「サクセス観光」は富士宮市と「富士花鳥園」について土地の賃貸借契約を結び、小動物の移転について打診していましたが、富士宮市側の反応は…
(富士宮市 須藤秀忠市長・3月14日)
「お引き受けする代物ではないと 認識しています」
市議会などでは動物の受け入れについて反対の声が上がっていました。
こうした中、サクセス観光は3月5日付で、富士宮市に設置していた支店を廃止し、さらに、4月1日には土地賃貸借契約の解消を申し出ていたことが新たに分かりました。
富士宮市は今後、契約解消に向けて運営会社と協議を進める方針です。