【リニア】静岡工区巡る国のモニタリング会議開催…生態系影響が懸念される「沢の調査」で意見交換(静岡市)
リニア新幹線の静岡工区についての国のモニタリング会議が、25日、静岡市内で開かれ、生態系の影響が懸念される「沢の調査」について意見が交わされました。
25日の会議では、静岡県やJR東海の担当者から、対話の状況や山梨県側から進められている先進坑の掘削状況について報告されました。また、トンネル工事による生物への影響を抑える対策を検討するための「沢の調査」について議論され、会議に出席した静岡市の難波市長は、市が行っている協議会の協議状況を報告したうえで、代表的な3つの沢で調査を行うことなどを説明しました。
一方、県は「15の沢での調査が必要」との方針を示していて、委員からは、「県と市で調査が重複しないよう調整してほしい」などの意見が挙がりました。