【注目】“ダシ本来のおいしさ”究極の一杯を提供する「うどん」「そば」店を紹介(静岡・焼津市)
寒いこの時季、食べたくなるのが温かい「そば」や…、湯気に包まれながら食べるつるっとしたのどごしがたまらない「うどん」。
シンプルな料理だからこそ味の決め手は黄金色に輝く「ダシ」。そんなダシに、とことんこだわった店が、かつお節などダシの一大生産地である静岡・焼津にあります。
(客)
「めっちゃおいしいです」
「every.Life」は、全国でも有数のダシの生産地・焼津でダシ本来のうまさを感じてもらいたいとこだわりの一杯を提供する注目のうどん・そば店を紹介します。
まずは、ダシにこだわるうどん店から。
倉庫などがある普通の会社の敷地内になんと行列が。その先には「うどん」の暖簾もあり、開店とともに一気に店内へとお客さんが流れこみ、あっという間に満席に。ここが県外からも訪れる人が多い人気店「焼津ぶしうどん しょうた」
(客)
「めっちゃおいしいです」「かつおの風味もよくておいしいです」「ダシがすごいですね」「かつお節の香りがいいね」
開店前から行列が出来て、誰もがダシの味を絶賛する人気の「うどん」の味とは一体…!?
(焼津ぶしうどん しょうた 戸澤 翔太さん)
「おまたせしました。仕上げにかつお節をかけさせていただきます」
(高山 基彦 キャスター)
「え、結構な量ですよ」
この店の一番人気は、たっぷりのかつお節が踊り、揚げたての天ぷらがのった「焼津ごぼ天うどん」
(高山 基彦 キャスター)
「いただきます。お~~~ダシが濃厚です。おいしいですね、こんなにもダシへの強さを感じる一口あまりないですね」
(焼津ぶしうどん しょうた 戸澤 翔太さん)
「焼津産のかつお節に当店こだわっておりますので、ダシも焼津産のかつお節を使ってダシを取っております」
ほかにも、宗田節、ムロアジ、サバ、シイタケなどを独自の配合で作り出す濃厚なダシに、県内産の淡口しょう油を2種類ブレンドしたかえしを合わせることで、並んでも食べたくなる究極のダシが完成するのです。
行列になる理由はこれだけではありません。きしめんのような平打ち麺にも秘密が…。
(高山 基彦 キャスター)
「すごい食感モチモチですね。つゆとの絡み方がすさまじいですね」「真ん中に溝が入っているんですね。つゆが絡みやすくなるように」
1年以上も研究を重ね完成したオリジナルの麺。真ん中にある珍しい溝も、よりダシのうま味を感じてもらうための工夫なのです。
(高山 基彦 キャスター)
「ダシのうまさ、かつおぶしのうまさ、麺のうまさ…三位一体になってますね」
さらに、店主の戸澤さんがオススメなのがこれ。ごはんの上に削りたてのかつお節がたっぷりとのった究極のかつお節ごはん。なんと、平日の朝の7時から9時45分まで無料で食べられるのです!しかも、たまごまで無料。お得すぎます。ところで、なぜこれほど“かつお節”にこだわっているのでしょうか?
(焼津ぶしうどん しょうた 戸澤 翔太さん)
「名物を作りたいと思って、焼津産のかつお節を使ってやりたいと思ったときに、うどんが合うのではないかと思って、焼津のかつお節を使ったうどんで、『焼津ぶしうどん』という名前にした。焼津に来たら『焼津ぶしうどん しょうた』だよねと、言っていただけるようなお店を目指して頑張っています」
その思いがお客さんにも伝わり、2023年、この店をオープンしてから、藤枝や富士、さらには愛知にも店舗を増やしていて、全国に向けて“焼津ぶしうどん”が広まっているのです。
続いて、だしにこだわる一杯を提供するのが、焼津市役所の近くに先週オープンしたばかりの「ニュー焼津」。
まだ暗い、日の出前の朝6時にすでにお客さんの姿が!
(客)
「ダシがすごくおいしい」「かつお節が溶けてく」
早朝から、お客さんが絶賛する、ダシにとことんこだわった究極の一杯がこれ。「焼津のダシ香る・かけそば」価格はなんと、400円。
(高山 基彦 キャスター)
「いただきます。上品な味わいですね。カツオ節のいいい香りが鼻に抜けますね。それが焼津のかつお節のダシの力です」
ダシに使うのは、焼津産のかつお節と昆布。厚削りしたものから凝縮されたうま味をていねいに抽出することで、黄金色に輝くダシが完成するのです。
(高山 基彦 キャスター)
「そばの香りがごいですね」
(ニュー焼津 関根 仁さん)
「お店で粉から製麺してますので」
(高山 基彦 キャスター)
「ひき立てのそばの香りが、お値段400円でしたっけ?なんでこんなに安くできるんですか?」
(ニュー焼津 関根 仁さん)
「いろいろな人に来ていただきたくて」
味にこだわりながらも、値段が安くできた秘密はこの機械にあります。注文ごとに生地から麺を簡単に作れるため、いつでもソバの香りを楽しめる最高の状態で提供でき、さらに驚異の400円という値段を実現できたのです。ダシとそばを堪能したら、さらなるお楽しみが、この升に入った削りたてのかつお節。
(高山 基彦 キャスター)
「いや~贅沢」「かつお節が加わったことで甘みが増しますね」
(ニュー焼津 関根 仁さん)
「焼津かつお節を食べたときに、わたしも衝撃を受けて、いろいろな人に知っていただきたい」
オーナーの関根さんは、元々、東京で和食の料理人をしていて、あるとき“ツナ”の魅力にハマり、ツナ缶発祥の地でもある焼津に移住。5年前に始めた、おいしさにこだわりぬいたツナ専門店「ツナラボ」が大人気に。焼津の魅力を肌で感じる中、さらなる思いが生まれ、この「ニュー焼津」を始めたといいます。
(ニュー焼津 関根 仁さん)
「焼津は日本三大かつお節どころなんですけど、市内にかつお節のダシを飲めることろが少なくて、すごくもったいないと思っていたのではじめてみました」
さらに、メニューの中には焼津愛溢あふれる一杯が、ほかにも…。全国有数の水揚げを誇るサバを使った「焼きサバおろしそば 」や、焼津名物「黒はんぺん」をかき揚げで楽しむ「黒はんぺんのかき揚げ」など。焼津の名産を味わうことができるのです。
(ニュー焼津 関根 仁さん)
「焼津に、削りたてのかつお節とおいしいダシを飲みに、世界中から人が来ていただけると本当にうれしい」