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【話題沸騰】ご当地ものにマイ・デザインも…進化する「マンホールのふた」その魅力にフォーカス(静岡)

2025年3月6日 17:56
【話題沸騰】ご当地ものにマイ・デザインも…進化する「マンホールのふた」その魅力にフォーカス(静岡)

みなさん、最近、街を歩いていて気になることありませんか?そう、「マンホールのふた」がカラフルなデザインのものに進化しているのです。

静岡市内では、「ちびまる子ちゃん」に、「清水エスパルス」の「パルちゃん」さらに「ガンダム」などキャラクターを使ったものも多数登場。全国各地に個性あふれる“ご当地”デザインが存在し、その美しさに魅了されて20年の“マンホーラー”まで。

(“マンホーラー”)
「私にとって、よき旅の友達ですね親友です」

さらに、全国のユニークな“マンホールのふた”を手元に置いておきたい…という声から「マンホールカード」も登場し、今や、その数1100枚以上。

(マンホールカード コレクター)
「全国のマンホールカードを集めたいです」

そして、究極は、「ふるさと納税」の返礼品で、自分だけのオリジナルデザインが作れるものまで!?その驚きの寄付額は…?

「エブリーライフ」は、たまには下を向いて歩きませんか?今、話題沸騰中の“マンホールのふた”その魅力に迫ります。

JR清水駅・西口。駅前すぐの場所にあるのは、とてもかわいい「ちびまる子ちゃん」のデザイン。さらに、そのすぐ近くには、「清水エスパルス」のマスコット、「パルちゃん」が描かれたものも。

実は今、この下水道の“マンホールのふた”が、カラフルでオシャレに進化しているのです。しかし、“マンホールのふた”といえば、黒や茶色など地味な色のイメージですが…。なぜ、キャラクターものなど、明るく楽しいものが増えているのでしょうか。静岡市のマンホールを管理する、上下水道局に聞いてみると…。

(静岡市上下水道局 上下水道経営企画課 青野 玲奈 主任主事)
「下水道の汚い・暗いといったイメージを払拭して、下水道に興味を持ってもらうため、また、地域の魅力を発信するために、市の花や市のキャラクターをデザインした、『カラーマンホールふた』が設置されるようになりました」

実は、静岡市では、40年ほど前に、旧清水市の花「キリシマツツジ」がカラーで描かれたマンホールのふたが誕生。その後、静岡市の花「タチアオイ」がデザインされたものも登場しました。その後、2018年に「ちびまる子ちゃん」が描かれたものが登場し、大きな話題に。2023年には、静岡市の下水道事業100周年を記念した新バージョンが作られ、市内9か所に設置されています。そして、JR東静岡駅北口には、プラモデル化計画を進める静岡市にぴったりの「ガンダム」も登場。時代とともに、“マンホールのふた”は大きく進化して来ました。これらのマンホールの設置場所が書かれた地図は、静岡市の上下水道局で配布されています。

そんな“マンホールのふた”に魅せられ虜になった人が…。それが“マンホーラー”こと白浜公平さん。これまで20年に渡り、マンホールふたを求めて全国各地を巡ってきました。その魅力とは?

(マンホールふたを愛し20年 白浜 公平さん)
「ひとことで言うと、ご当地性というところだと思いますね。マンホールふたのデザインは、その土地、ご自慢の風景だとか名産品がデザインされていることが多いので、風景だったら、それを見に行こうと、名産品だったら食べてみようとか、そういう感じで楽しんでいます」

さらに、別の楽しみ方も…。

(マンホールふたを愛し20年 白浜 公平さん)
「城ケ崎(伊東市)が地元なので、実際に“マンホールのふた”にデザインされている構図と同じ画角で写真を撮ってみたら、本当に素晴らしい写真が撮れたので、そういう楽しみ方もあるかなと思います」

ズバリ、白浜さんにとって“マンホールのふた”とは?

(マンホールふたを愛し20年 白浜 公平さん)
「身近な存在で、知れば知るほど新しい発見もあるし、マンホールふたは、私にとって、よき旅の友達ですね。親友です」

実は、“マンホールのふた”の人気の裏には、あるアイテムの存在が。それは…「マンホールカード」。実際に設置されている“マンホールのふた”の写真が載ったカードで、現在、全国に1100枚以上あります。

静岡市の「マンホールカード」は「タチアオイ」と「ちびまる子ちゃん」の2種類。カードには、写真だけでなく、そのデザインの由来や設置場所の緯度と経度などが書かれています。全国的には、福岡県北九州市の「銀河鉄道スリーナイン」や長野県佐久市の「北斗の拳」、また東京港区の「セーラームーン」など人気の「マンホールカード」も。

この「マンホールカード」は全て無料ですが、ゲットするには、ある条件があります…それは??

(静岡市上下水道局 上下水道経営企画課 青野 玲奈 主任主事)
「それぞれのカードごとに決められた配布場所に、直接、足を運んでいただいた人だけが、手に入れることができます」

つまり、実際にその町に行かなければ手に入らない、いわばレアカード。もちろん一人1枚限定です。そこで、「ちびまる子ちゃん」の「マンホールカード」を配布している清水駅前の観光案内所で様子を見てみると…。

(取材ディレクター)
「『ちびまる子ちゃん』の『マンホールカード』お願いします」

全国から多くの人が訪れていました。

(客)
「大分県から」
「埼玉と神奈川です」
Q.持っているマンホールカードは?
「今、100枚前後ですかね」

ちなみに、2024年は6700人以上が訪れ、中には、フランスから来た人もいたそうです。

2024年から「マンホールカード」を集め始めたという、清水区在住の髙山さん家族。市のイベントに参加した時に、たまたまもらった「マンホールカード」に衝撃を受けたそうで…。

(母 髙山 里沙さん)
「何、このカード。すごくいい…ってなって、集めたいってなって、集め始めました」

(長女 彩奈さん・小5)
「こんなカードがあるんだって驚きました」

(二女 優奈さん・小3)
「いろいろあるから、おもしろい」

家族みんなで訪れることで、その地域のことを知ることができ、学ぶことも多いといいます。集めたカードは、現在36枚。そんな髙山さんご家族の今後の目標は?

(母 髙山 里沙さん)
「家族みんなで全国の『マンホールカード』を巡りたいです」

今では、「マンホールカード」をコレクションしたり、配布場所などがわかるWEBサイトもあり、「マンホールカード」人気は大盛り上がり。さらに、“マンホールのふた”に関する最新情報も。

何と、ふるさと納税の返礼品に「マンホールのふた」が登場したのです。それは、吉田町。ここは、町内で実際に設置されているものですが、返礼品では自分でデザインしたものを作ることができ、さらに吉田町内に設置できる権利もついてくるのです。また、家庭での観賞用に、もう一枚ついてくるといううれしい特典も。

デザインについては、地元の特産物や吉田町のゆるキャラ、PR部長「よし吉」、「静岡県吉田町」と文字を入れるなどの条件がありますが…、この返礼品を受け取るために必要な寄付額は…85万円。ちなみに、まだ申込者はいないそうです。みなさんも、この機会に、世界に一つだけのマンホールを検討してみてはいかがですか?

最終更新日:2025年3月6日 17:56
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