今週末から早くも６月になりますが、６月は食品の値上げに、高値が続く電気料金にも影響があり、家計の負担はまだ続きそうです。

（岡本記者）「札幌市内のスーパー、お菓子コーナーにやってきました。６月から値上がりする物は、こういったチョコレートやスナック菓子などが対象ということです」

物価高騰が続いていますが、調査会社によると来月も、お菓子や加工食品など５４６品目の値上げが予定されています。

「明治」はチョコレートなどのお菓子を３％から３３％。

「カルビー」ではスナック菓子など一部の商品を３％から１０％程度値上げするということです。

スーパーに並ぶこのスナック菓子は、税込み１１８円から１３９円に、６月からは２１円の値上げとなります。

（買い物客）「（スナック菓子類は）あまり食べないが久々に店頭で見たら値段が変わっているなと思う事はある。どこで買い物したら良いのかなとめちゃくちゃ考えさせられる」

店側では特売の商品にも影響が出てくるといいます。

（キテネ食品館　中塚誠さん）「（スナック菓子類は）今まで特売で良く使われていて、９８円、８８円とか使われていた所ですが、正直その値段もこれから出づらくなってくるところもあるのかなと」

さらに、６月から変わるものといえば「電気料金」です。

政府の物価高騰による負担軽減措置、支給する補助金が今月末で終了します。

北海道電力の場合、６月分の家庭用電気料金は、道内の標準的な世帯で３５７円上がって９１１４円にー

政府の補助制度が終了すると、道内の標準的な世帯で年間およそ２万４５００円、月額２０００円ほど負担が増える見込みです。

冷たい氷にイチゴのシロップなどをかけ、高さ３０センチ以上もある「かき氷」が人気、小樽市内にある製氷工場です。

お祭りやイベントなどでも使う氷なども販売しています。

かき入れ時の夏を前に電気料金が値上がりするのは影響が大きいですが、安易に商品の値上げもできないといいます。

（丸城製氷工場　佐藤雅美さん）「本当は１００円とか上げたいのですが、この値段で安いなと買いに来てくれるお客さんもいるので、その辺は考えています」

店では、値上げせず営業時間を１時間短くするなど、できるだけ電気を使わないよう企業努力でカバーしたい考えです。

６月も続く身近な商品の値上げ,

暮らしへの影響はまだまだ続きそうです。