LINEのやり取りで好意抱き…台湾人女性名乗る者に60代男性が713万円だまし取られる
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北海道・旭川東警察署は2025年3月1日、SNS型ロマンス詐欺事件が発生したと発表しました。
被害にあったのは旭川市内に住む60代の男性です。
警察によりますと、2024年12月10日LINEに「千春」という名前のアカウントが追加されました。
同じ名前の知人がいたため、連絡をとると知人ではなく、台湾在住の台湾人女性「春子」を名乗る者であることがわかりました。
「春子」からメッセージで「結婚したい」「一緒に暮らしたい」と言われた男性は「春子」に好意を抱き、結婚したいと思うようになりました。
「旅行に行きたい」「一緒に暮らすためにはお金を稼ぐ方法があります」「叔父が国際通貨取引の仕事をしていて必ず稼げる」と言われた男性は投資アプリをインストールしました。
2025年1月6日から12回に渡り、603万円振り込み、2400万円の利益があるとアプリで表示されました。
利益を引き出したいと思った男性は取引申請をしたところ「お金をおろすためには110万円必要」などと言われ、友人に金を借りて2月17日に110万円振込、合計713万円だまし取られました。
その後、「お金をおろすためには5パーセントの保証金が必要」と言われた男性はこのことを不審に思い、2月28日、警察署に相談し事件が発覚しました。
警察は「SNSで知り合った相手から現金を要求された場合は詐欺を疑い、警察に相談してください。」「詐欺電話がきたら#9110」と注意を呼びかけています。