備蓄米の放出でコメの値下がりに期待 道内で備蓄米受け入れ始まる 流通は4月以降か 北海道
コメの価格が高止まりするなか、政府備蓄米の受け入れが北海道内でも始まっています。
備蓄米は4月以降、本格的に流通する見通しです。
道産の「ななつぼし」に「ゆめぴりか」。
さまざまな銘柄のコメが店頭に並ぶ釧路市内のスーパーです。
聞こえてきたのは買い物客の嘆きの声です。
(買い物客)「信じられないな。いま5キロで4000円、ひどく上がっている」
農林水産省が発表した3月10日から1週間のコメの平均価格は、5キロあたり4172円。
2024年の同じ時期と比べて2倍以上の値段で、11週連続の値上がりとなりました。
家計を直撃するコメの高値。
店が期待を寄せるのが、放出された政府の備蓄米です。
(あいちょう釧路 相澤長昇社長)「備蓄米とは記載されていないが、備蓄米は入荷すると情報が入っている。いまの価格より5キロ1袋500円~1000円くらい安い状態で販売できるかもしれない。少し期待しています」
道内でも備蓄米の受け入れが進められています。
(宮崎記者)「政府備蓄米が卸売業者の倉庫に運びこまれています」
関係者によりますと、道内で備蓄米を受け入れるのはこの卸売業者が初めてとみられていて、26日は20トントラック2台分、合わせて40トンが運び込まれました。
備蓄米はすべて道産米で、来週から順次精米をはじめ、主に小売店向けに出荷されるということです。
備蓄米の放出で期待されるコメの値下がり。
本格的に流通するのは4月以降になる見通しです。