知床の観光船「ドルフィン」 運営会社が観光船事業から撤退 沈没事故の影響で売り上げ減少
北海道・知床の観光船「ドルフィン」の運営会社が3月31日付で観光船事業から撤退しました。
おととし別の会社が起こした「KAZU Ⅰ」の沈没事故の影響で、売り上げが減少したことが理由だということです。
「知床クルーザー観光船ドルフィン」の運営会社は、およそ20年間にわたって斜里町ウトロを拠点に小型観光船を運航してきましたが、3月31日をもって観光船事業から撤退しました。
コロナ禍に加えて、おととし知床遊覧船が起こした「KAZU Ⅰ」の沈没事故の影響で客足が遠のき、採算が取れなくなったことが理由だということです。
運営会社は、すでに入っている予約については、ほかの会社と連携してプランを振り替えるなどの対応をとることにしています。