住環境が充実…マンション建設でにぎわいに期待 空港へのアクセス向上も 札幌・桑園地区
JR北海道が札幌・桑園エリアの社宅跡地で建設を進めるマンションの内覧会が開かれました。
来年春のダイヤ改正で大きく変わる桑園駅。
駅の利用者増加に向けた一手としても期待をかけています。
(石黒記者)「新しくできたこちらのお部屋。入ってみると白を基調としていて日当たりも良く開放感があります」
札幌市中央区の桑園エリアに来年3月に開業する賃貸マンションの1室です。
マンションには1LDKと2LDKの間取りがあり、天井が高く広々としたリビングと様々な場所に設置された充実した収納がこだわりです。
さらにファミリー層をターゲットにしている2LDKの部屋には転落防止柵を設置。
下にベッドを置いても子どもが越えられない高さに設計されています。
(石黒記者)「こちらの11階、最上階のお部屋。バルコニーに出てみますと、ご覧ください。札幌市内を一望できるんです」
最上階からは大倉山ジャンプ競技場や藻岩山を望むことができます。
(北海道ジェイ・アール都市開発 神田めぐみさん)「ゆったりとした空間と豊富な収納充実の設備で使い勝手の良さがとても魅力の物件となっています」
(石黒記者)「マンションを手掛けているのはJR北海道で、土地は社宅の跡地です。まだ社宅が残っている隣の区画でも今後マンションの建設が予定されています」
開発が進むのはJR桑園駅の西側にある社宅用地です。
ほかの2つの区画に建設されるマンションは、2027年度以降の開業を予定していて、JR北海道はエリアのさらなる活性化につなげたい考えです。
マンションから駅まで向かう途中にはスーパー銭湯やホームセンターが点在していて、さらに大型のショッピングモールもすぐ近く。
生活しやすい環境が整っています。
さらに…
(石黒記者)「普通列車しか停車しない桑園駅ですが、来年3月のダイヤ改正ですべての快速列車がとまるようになります」
桑園駅の1日あたりの乗車人員はおよそ9400人と、普通列車だけが停車する道内の駅の中で最多です。
ダイヤ改正後は「快速エアポート」を含むすべての快速列車がとまり、空港などへのアクセス向上も期待されています。
(JR北海道 綿貫泰之社長)「快速列車がとまっている駅から見てもかなり多い乗降人員になっている。通勤時間帯の混雑緩和と学園都市線の接続改善を図っていきたい」
住環境が充実した桑園エリア。
賃貸マンションの建設でさらなる地域の賑わいを期待できそうです。