初の「生のナガスクジラ」が札幌のスーパーに…爆売れ!試食も…長岡記者も食べてみた「甘い」
新たに商業捕鯨の対象に追加されたナガスクジラが、2024年12月12日から札幌市内のスーパーに並びました。
初となる国産ナガスクジラの生の肉は、一体どんな味なのでしょうか。
(長岡記者)「売り場には初となる生のナガスクジラの肉が並んでいます」
12日から札幌市内のスーパーなどで販売が始まったのは、ナガスクジラの肉です。
国産のナガスクジラが冷凍されない状態で流通するのは初めてです。
(長岡記者)「馬刺しに近いような食感で甘いです。すごくおいしいです」
繊維が口の中でほどけるように溶ける絶品のクジラの肉は、飛ぶように売れていました。
新たに捕鯨対象に追加されたナガスクジラを含む215トンが11日に水揚げされ、そのうちおよそ1トンが道内向けに卸されました。
クジラの水揚げを行う船会社の社長も、クジラの被り物をかぶって道内での普及に意気込みます。
(共同船舶 所英樹社長)「北海道の皆さまにクジラのおいしさを十分に知っていただいて、クジラの需要を喚起していただければ」
12日朝の札幌市中央卸売市場では、ナガスクジラの肉の中でも高級な尾の部分が1キログラムあたり10万110円で落札されました。
その肉は早速、鮮魚店に出荷されました。
12日に仕入れた20キロは、全て注文が決まっているといいます。
(すすきの水産 平島多九さん)「ミンク(クジラ)しか北海道はとれていなかったので、(ナガスクジラは)身のやわらかさ、繊維の脂の質は全く別物です。もっともっと使ってもらいたいと思います」
クジラの肉の消費拡大へ向けて、久しぶりに食卓に登場したナガスクジラの肉に、関係者から大きな期待が寄せられています。