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“ラピダス進出”で学生の争奪戦 好待遇をアピール 半導体関連の就職説明会 北海道千歳市

2024年3月13日 18:38
“ラピダス進出”で学生の争奪戦 好待遇をアピール 半導体関連の就職説明会 北海道千歳市

半導体関連企業が一堂に集まった初の説明会が北海道千歳市で開かれました。

ラピダスを契機に道内には半導体関連企業が進出を決めていて、早くも学生の「争奪戦」が繰り広げられました。

(企業)「光半導体の専業メーカー」

(企業)「わたしたちの生活のいろいろなところで使われています」

(企業)「最先端の半導体つくる客に最先端の装置を届ける」

来年3月に大学などを卒業する学生を対象にした千歳市での就職説明会です。

集まった学生を前に熱が入る企業の採用担当者たちー

人材争奪戦がすでに始まっていました。

ひときわ学生の人気をあつめていたのはー

(ラピダス)「実際にはそこ以外にも施設管理もありますし、ソフトウエアもありますので、そういう経験を持っている方を獲得したい」

2027年の次世代半導体量産化を目指して千歳に工場を建設中のラピダスです。

ラピダスの進出をきっかけに半導体企業が道内での採用を活発化させています。

13日の説明会には、道内進出を表明している半導体関連企業11社が参加。

主催した道労働局によりますと、半導体関連に業界を絞った合同説明会は初めてで、人材の獲得競争が進んでいるといいます。

学生優位の売り手市場に企業側はー

(ジャパンマテリアル 堀田和裕さん)「専門外の方や文系の方が来ていただいても、工場の専門分野で働けるように、基礎教育から専門知識を学んでいく環境を社内でも充実させていこうということで」

(大陽日酸エンジニアリング 村上聖真さん)「例えば遠方の方にはうちの借り上げ社宅制度というものがありますので、そういった方々に向け借り上げ社宅を貸すという制度もある」

優秀な学生獲得に向けて社内教育の充実具合や1人暮らしの社員を支える借り上げ社宅制度などの福利厚生制度をアピールしました。

参加した学生はー

(大学院1年生)「やっぱり待遇も大事ですし、将来的に自分が入った会社が伸びたらいいなというのが考えています」

(大学卒業生)「働きやすさとかですかね。自分のニーズと合うかどうかというところを気にして、これからやっていけるかどうかというところを気にしていますね」

ラピダスの進出でこれまで以上に激しさを増す人材の獲得競争。

学生に選ばれる企業として、採用担当者にはいっそう自社のPRが求められそうです。

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