冬の使者「流氷」が接近 「寒くて言葉が出ない」今季最低気温 寒さに震える北海道
11日の北海道は道東を中心に冷え込みが強まり、十勝の陸別町では氷点下27.1度を記録するなど、今シーズン最低気温の観測が相次ぎました。
ダイヤモンドダストのきらめきや、太陽から伸びる光の柱。
幻想的な冬の景色も、11日朝は今季一番の冷え込みと聞けば納得です。
上空の強い寒気と放射冷却が11日の道内を覆いました。
おなじみの「日本一寒いマチ」をうたう、十勝のあのマチでは観光客が…
(千葉からの観光客)「寒くてちょっと言葉がでないです。おなかが痛くなる」
(千葉からの観光客)「鼻水がちょっと凍ってきちゃってなんか痛いです」
陸別町では午前5時前に今シーズン最低気温を観測。
実に、氷点下27.1度。
これだけ寒いと…
(小出記者)「卵を割ってみたいと思います」
フライパンの上に割り落した卵が、10分もしないうちに冷え固まってしまいました。
まるで目玉焼きが焼きあがったようです。
ただ、陸別町民はというと…
(小出記者)「陸別の方からしたら氷点下27度ってどうですか?」
(陸別町民)「あんまり気にならなかったけど」
(陸別町民)「結構暖かい。もう慣れてる感じはあるので」
このほか、オホーツクの遠軽町生田原でも氷点下25.9度、十勝の本別町で氷点下24.6度を観測。
札幌でも、柱状の光のかたまりが見られるサンピラー現象が見られました。
また、海上保安庁は今年初めて、流氷がオホーツクの紋別市の北北東およそ40キロまで接近しているのを確認したと発表しました。
道内73の観測地点で今シーズン最低気温を更新した、この冬一番の寒さ。
12日はこの寒さは全道的にいったん緩む見込みです。