真っ黒な出汁の「静岡おでん」 トマトにチーズ ユニークな“フレンチおでん”も人気 北海道
一風変わった「おでん」が人気を集めています。
色も形も特徴的なものや、あの海外料理とのコラボまで。
見て楽しい食べておいしい!
いま流行りのユニーク「おでん」の魅力に迫ります。
冬になると食べたくなる、あたたかい「おでん」。
その代表格といえばダイコンです。
何日も煮込み、中まで出汁がしっかりとしみこんでいます。
(宮崎記者)「口の中にじゅわっとだしが広がります。やわらかくて体が芯から温まります」
札幌市西区にあるおでんの専門店です。
店一番の特徴は、4種類の醤油をブレンドした真っ黒な出汁。
これが静岡のソウルフード「静岡おでん」です!
全品110円で、その多くが串で提供されています。
(静岡おでん 富士呑見屋 薮竜二さん)「静岡の駄菓子屋さんが発祥で、子どもたちが小銭を握りしめて駄菓子屋におでんを食べに行く。食べ終わった串の本数でお会計をして帰る」
静岡おでんに欠かせないのが「黒はんぺん」。
イワシやサバで作ったすり身を静岡から取り寄せています。
魚の削り節とあおさを混ぜた「だし粉」をかけていただきます。
(宮崎記者)「魚の風味をしっかり感じます。歯ごたえもよく、なんといってもだし粉のアクセントが効いています」
(静岡おでん 富士呑見屋 薮竜二さん)「うちのお店では静岡おでんを鍋で提供することにこだわっているので、複数でわいわいしながら囲んでいただけたら」
ユニークな「おでん」はほかにもー
(森永記者)「札幌市中央区にあるこちらのお店。見た目は洋食のお店のようですが、一風変わったおでんが人気だということです」
札幌市中央区のビストロレストランです。
提供されているのは、フランス料理風にアレンジされた、その名も「フレンチおでん」!
ダイコンにかけられているのはー
なんと!きのこを使ったポルチーニソース。
まさに和と洋の融合です。
煮込んだトマトにとろけるチーズが絡んだ、カプレーゼの「おでん」も。
フランス料理と日本料理のコラボレーションを考えていくなかで「フレンチおでん」を開発。
この意外な組み合わせが反響を呼び、女性を中心にいま人気を集めているということです。
(客)「ソースがこだわっていてすごいおしゃれだなと。見た目も華やかでいいなと思ました」
(客)「初めて出会う味でとてもおいしいです」
(ワインとお酒、フレンチおでん ビストロバンバン 高橋美宇さん)「食べてみたら意外な組み合わせでおいしいと言っていただける人が多いですね。ワインも日本酒も焼酎もフレンチおでんに合うので、お酒との相性を楽しんでいただきたい」
日本の煮物料理の定番「おでん」。
工夫を凝らしたひと手間で、ますます広がりを見せていきそうです。