桜前線が北海道にも上陸です。

道南の松前町は２０２４年４月１６日、桜の開花を宣言しました。

道内は、オホーツク海側や内陸を中心に１６日も夏日になるなど暑い１日となりましたが、札幌の桜の開花はどうだったのでしょうか。

(まつまえ観光物産協会　飯田幸仁さん)「ソメイヨシノの開花を宣言します！」

独自の観測を続ける道南の松前町では１６日、標準木のソメイヨシノで５輪以上の開花を確認。

２０２３年より５日遅く、平年より１１日早い開花で、観測開始以来２番目に早い開花宣言となりました。

（北見から来た人）「うれしいです！最高です」

（札幌から来た人）「これが目的で来たので本当に良かったです」

松前公園には、およそ２５０種類１万本の桜が植えられています。

４月２０日からは「松前さくらまつり」の開催が予定されていて、期間中は美しい夜桜も楽しめるということです。

（松前町商工観光課　松浦慎也公園係長）「早咲き・中咲き・遅咲きとたくさんの種類がこれから咲いてくるので、何度も来てもらっていろんな桜を見てもらえれば」

道内は１６日、南からの暖かい空気やフェーン現象の影響で気温が上昇。

滝上で２８．５℃、湧別で２７．４℃など、オホーツク海側や内陸を中心に夏日となりました。

２６．３℃まで気温が上がった遠軽町のそば店を訪ねてみるとー

（客）「冷たいやつおいしい」

客のもとに次々と運ばれていたのは「冷たいそば」。

サクサクの天ぷらとのセットが人気です。

一方、熱がこもった厨房では冷たいそばを食べる客と対照的に、暑さとの戦いが続いていました。

（店主）「厨房暑いですね！きのう・きょうと温度が上がっていますので、冷たいそばが出ています」

４日連続で２０℃以上と暖かい日が続いた札幌。

気になる札幌の桜の開花はどうだったのでしょうか。

気象台の職員が確認しましたがー

（気象台の職員）「本日も桜の開花は観測されませんでした。まだちょっと蕾がかたいかなという形で、まだしばらくかかるのではないかと思います」

道内は１７日から気温が下がる見通しで、寒暖差により体調を崩さないよう注意が必要です。