【独自】JR北海道でまた!「安全確認怠る」発覚 去年11月小樽駅で…報告は3か月後
2024年11月、小樽市のJR小樽駅で、運転士が安全確認を怠り、誘導係員の指示がないまま列車を動かしていたことがわかりました。
同じ事案が二度にわたって発生していて、北海道運輸局はJR北海道から詳しい内容を聞き取って対応を検討するとしています。
JR北海道や北海道運輸局などによりますと、2024年11月8日、JR小樽駅で列車を連結する際に、本来は誘導係員が合図した後に発進しなければならないにも関わらず、合図を確認しないまま運転士が列車を動かしたということです。
誘導係員がホーム上を移動していたところ、車両が動き出したことに気が付き、ただちに合図を出して停止させました。
列車に客は乗っていませんでした。
JR北海道によりますと、安全確認を怠った同じ事案が、同月21日にも発生していたということです。
誘導係員が車両と接触する危険性はなかったとしています。
運輸局は、発生から3か月以上経った2月にJR北海道から報告を受けていて、詳細が分かり次第、対応を検討するとしています。
JR北海道をめぐっては、砂川駅構内で2024年11月、保線作業員が貨物列車の接近中に線路に立ち入り、その後、虚偽の報告をしていた問題で、運輸局が2月12日にJR北海道の本社に立ち入り、保安監査を実施しています。