きたー!ブーム到来⁉人気急上昇モルック 函館で行われた世界大会も大盛況…経済効果もすごい!
あちらこちらで上がるにぎやかな歓声!
世界中から集まった人々が!
2024年8月23日から3日間、函館市で「モルック」の世界大会が開かれました。
(兵庫から)日本で世界大会ですから、これは出なきゃあかん
(北広島市から)めっちゃ楽しいです!とりあえず上位トーナメントに出たい。
(外国人)フランスには約10万人の選手がいる。若い人からお年寄りまですべての人が楽しめるからモルックが好き
日本を含む世界15の国や地域から、672チームが参加!
3000人を超える人が道南の町に集結しました!
日本代表とスロバキアの試合には大勢の観客が集まりました。
日本代表の技ありの一投に盛り上がりも最高潮です。
新たなスポーツ、モルックの魅力に迫ります!
(宮永キャスター)函館が大変盛り上がっていますが、福永アナウンサーと村雨アナウンサーは、「モルック」とはどんなスポーツか知っていましたか?
(福永アナウンサー)いま映像を見て初めて知りました。こんなに盛り上がっていることにびっくりしました。
(村雨アナウンサー)とても楽しそうな競技ですね。
誰もが楽しめるモルックという新しいスポーツなんですが、函館で世界大会が開かれました。
フィンランド発祥のスポーツですが、世界大会の会場に今回初めてヨーロッパ以外が選ばれ、それが函館だったのです。
全道各地でも競技人口が増えていると聞き、さっそく行ってみました。
土曜日の午後…噂に違わず、札幌市の中島公園はモルックで盛り上がっていました。
この日は、北海道フィンランド協会のみなさんも、モルックを楽しんでいましたよ。
(宮永キャスター)これだけ盛り上がり日本だけ?
(北海道フィンランド協会 市川一樹さん)世界大会でおそらくこの規模っていうのは、いままで母国でもなかったです。
(宮永キャスター)北海道での広がりは?
(北海道フィンランド協会 市川一樹さん)われわれ以外でも、色々なところで毎週のように練習会や試合を自主的に開催しているので、広がりは僕らも想像できない。
モルックは北欧・フィンランドで1996年に生まれた比較的新しいスポーツです。
母国のフィンランドではサウナやビールを楽しみながら気軽にプレーするんだそうです。
(北海道フィンランド協会 市川一樹さん)実は男女差、年齢差の試合においての差、レベル差をそんなに感じないだから本当に老若男女誰でもできるので普及している。試合展開によってはゲームがひっくり返るので、偶然性もある面白いスポーツです。
とにかく気軽に楽しめます。
モルックに必要な道具は、わずかこの3つだけです。
投げる「モルック棒」で1から12の数字が書かれた「スキットル」を倒します。
50点ちょうどになれば勝ち、というゲームです。
投げる「モルック棒」で1から12の数字が書かれた「スキットル」を倒します。
50点ちょうどになれば勝ち、というゲームです。
得点の数え方が面白いんです!
スキットルが複数倒れたら、倒れた本数がそのまま点数になります。
この場合は10本倒れたので10点です。
そして1本だけ倒れたときは、倒れたスキットルに書かれた数字がそのまま点数になります。
この場合は8点です!
3回連続で1本も倒せないと、そこで負け。
主なルールは、そのぐらいです。
宮永キャスター、生まれて初めてモルックに挑戦します。
市川さんに加え、同じく北海道フィンランド協会の柴田さんと、3人で対決です。
(宮永キャスター)初モルックですどんな感じなんだろう…感覚が分からない…
(宮永キャスター)難しい!1投目、外れました。
続いて市川さん、3本倒したので、3ポイントです。
倒れたスキットルは、その場に立てて、次の人はその状態で投げます。
柴田さんは10本倒したので10点です!
1投目が終わって点数はこのようになりました。
宮永キャスター0点、市川さん3点、柴田さん10点です。柴田さんがリードしています。
(宮永キャスター)多少ばらけると的が大きくなったので、次はあたるんじゃないかな。
(宮永キャスター)やったあ、7ポイント獲得、初ポイントです!
柴田さんの4投目は…
(宮永キャスター)お、ナイス!11点、これは大きいですね。
序盤は点数を稼ぐため、本数をたくさん倒したり、数字の大きなスキットルが1本で狙えそうなら、 そこを狙うのがコツ…とわかってきました。
残りの点数を計算しながら、いかに50点を取りやすく近づけていくのがポイントなんです。
(宮永キャスター)狙える中で行けそうなのは7かな…。やりました、単独7ポイント!これは面白いな。
(柴田さん)だんだん50点に近づくとモルックの面白さが分かる
(宮永キャスター)そうですね!
柴田さんの8投目、あと5点で50点になります。ところが…!
倒れたのは「10」のスキットルで55点に。
50点をオーバーしてしまうと25点に減点されます。
(宮永キャスター)ここで25点に戻されちゃうんだ。面白いな。
50点に近づいてくると、投げるのも慎重になります。
さあ、宮永キャスターも43点で10投目を迎えました。
まとめて「7本」倒すか、「7」のスキットルを1本だけ倒すと50点ちょうどで勝ちですが…
(宮永キャスター)きた!やりました、いや~、ビギナーズラックですね、ありがとうございます。
初めてのモルックで、まさかの勝利!
投げる、頭を使う、とても面白いスポーツだと分かりました。
(宮永キャスター)やってみたくなったでしょう?
(福永アナウンサー)ボーリングとカーリングを合体したようですね。モルック棒は500mlのペットボトルくらいの重さですね。スポーツと言っても体を鍛え上げたりしなくていいですね。
(宮永キャスター)誰でもできるんです。モルックはフィンランド語で棒、北海道弁で言うと「ぼっこ」、ぼっこ遊びという感覚なのではないかと思います。
札幌市でも人気急上昇のモルックにいちはやく注目し、清田区が大会を開催しています。
ことし2回目を迎える「きよたモルックまつり」に行ってみると、その魅力が分かってきました。
清田区をモルックの聖地に!
8月10日に48チームが参加し、大変な盛り上がりを見せた「きよたモルックまつり」です。
参加者の年代を見てみると…若者もたくさん!
(宮永キャスター)どういうチーム?
(学生)北海道医療大学のチームです。
(宮永キャスター)モルックの魅力は?
(学生)最初は地味なのかなという印象だったんですけど、やってみたらはまって、部員も20人になった。
(学生)めちゃくちゃ楽しい!!
(宮永キャスター)モルックの魅力は?
(男性)年齢関係なく、小さい子にも負けちゃいますし、楽しいです。
(男性)障害者でもできます。僕、障害あるんです。
(宮永キャスター)モルックは誰でもできる?
(男性)そうですね
こちらの方は、初参加と言いますが…
(宮永キャスター)どういうグループですか?
(キャンパー仲間)キャンプに一緒に行く仲間。初心者でも楽しめるスポーツなのかなって思って。
(宮永キャスター)今回きっかけに、ますますモルックにはまっていく?
(キャンパー仲間)いや、これははまるね!
初めての人もすぐその魅力にはまるモルック。
幅広い仲間や世代問わず、その気軽さ・手軽さも、モルック人気を加速させていると言えそうです。
ひときわ盛り上がっていた若いチーム。
北海道大学のモルックサークルでした。
聞けば活動歴2年半。モルック歴としては長いほうのチームです。
(宮永キャスター)(函館の)世界大会も出るの?
(北大生)はい、前回は日本代表でことしは一般選手として出ます。
(宮永キャスター)世界大会経験者なんですね!
函館での世界大会に出場するというので、練習場所の円山公園を訪れてみると…
北大のモルックサークルだけではなく、社会人チームも集まって函館の世界大会に向けて直前の練習を積み重ねていました。
(北大生)相手、5欲しいよね?こっちも5とれば二手上がりは一応ある。あるか?厳しいか
(北大生)3年くらいモルックしている人もいるし、初めて数か月という子もいる中で、本当に最低限の技術とルールが分かっていれば戦略次第でいい勝負ができるところが面白いところかなと思う。
(北大生)学生生活をしていたら関わらないような人と関わるし、モルックは大会で年齢性別が分かれていないので、いろんな人と交流できます。
(北大生)世界大会頑張るぞ!おー!
<国別対抗戦>
1位 フィンランド
2位 オーストラリア
3位 香港
5位 日本
<本選>
1位 Akashi Molkky Club(日本)
2位 Oh la la(フランス)
3位 RATEL D.T.Y.Y(日本)
本選では日本のチームが初優勝といううれしい結果となりました。
老若男女楽しめるモルックの魅力はとにかく老若男女だれでも気軽に楽しめる。
なのに、奥が深い!これに尽きると思います!モルックブームの予感です。