【地価公示】インバウンドに沸く妙高市赤倉地区は上昇 県内の地価平均は30年連続で下落 《新潟》
土地取引の目安となる地価が公示されました。インバウンドに沸く妙高市赤倉地区ではその期待感から、地価が上昇に転じました。一方、能登半島地震の被災地では下落がみられました。
県内の地価は平均で30年連続下落しています
商業地ではJR新潟駅前の新潟市東大通1丁目が価格、上昇率共に1位となりました。価格は1平方メートル当たり62万円で、前年より6.2パーセント上昇しています。
新潟駅のリニューアルにより利便性が向上したことなどから上昇につながったとみられます。
住宅地でも駅に近い新潟市中央区鐙1丁目が上昇率1位となりました。
オーストラリアからのスキー客を中心に観光客でにぎわい、リゾート開発の計画も発表された妙高市ではその影響が地価に現れました。妙高市赤倉地区の商業地では前年は0.6パーセント下落していましたが、4.5パーセントの上昇に転じています。
一方で、能登半島地震での液状化被害が大きかった新潟市西区寺尾朝日通の住宅地などでは下落が目立ちました。復旧が長期化することが要因とみられています。