毎年、雪下ろし作業による転落事故が相次ぐ県内。事故ゼロを目指そうと燕市の企業が地上で作業する雪下ろし機を開発し、実演会が開かれました。

県内では毎年、除雪中の事故が相次いでいて、雪下ろし中に屋根から転落するなど今シーズンは6人が死亡しています。

Q）雪下ろしでヒヤッとすることは？
〈転落を経験〉
「ありますよ！1回屋根から落ちたもん」

危険を伴う除雪作業。事故ゼロを目指そうと、除雪機などを手掛ける燕市のフジイコーポレーションが地上で作業できる雪下ろし機を開発しました。先端部分のプレートが屋根の雪に切れ込みを入れ、落下させる仕組みです。

最大6メートルの高さまで対応できるため、2階建ての住宅などが想定されます。3日は実演の様子を花角知事が視察しました。

〈花角知事〉
「1回の充電で3時間？3時間あればこれは落とせるね」

〈フジイコーポレーション　小林祐介取締役〉
「事故が多いということもあり、事故を1件でも減らすために新潟県から指導を受けながら開発を続けて、ようやく機械をお披露目できるところまで来た」

〈花角知事〉
「早く実社会で実装されるように県としてもいろんなところで後押しをしたい」

販売価格は250万円から300万円となる予定で、自治体から除雪を請け負う事業者などの活用が見込まれます。