台風遠ざかるも交通機関への影響続く 延期となった花火大会会場には大量の流木… 大分
台風10号は大分県内から遠ざかり、交通機関や商業施設では再開の動きが見られましたが、まだ多くで被災の影響が続いています。
各地に被害を残した台風10号は県内から遠ざかり、31日は青空が広がりました。
台風の影響により臨時休業となっていたトキハ本店など多くの商業施設は31日朝から営業を再開しました。
交通機関は、大分バスや大分交通が31日朝から路線バスの運行を再開。
高速バスは、福岡行が午後から便数を減らして運行を再開しましたが、大分道が一部通行止めのため迂回運行していて、長崎行きは終日運休となっています。
JRの特急列車は大分と福岡を結ぶソニックのみが本数を減らして運行を再開しています。
在来線は、線路の点検のため、まだ一部の区間で終日運転を見合わせています。
大分駅では、朝から切符の変更などに訪れる人の姿が見られました。
◆静岡から訪れた人
「26日に来て29日に帰る予定だったが全部止まって、3日間延長して明日帰ることにした」
高速道路は、大分道の湯布院と日出ジャンクションの間などで通行止めが続いています。
ネクスコ西日本によりますと、土砂崩れが発生した由布岳パーキングエリア付近では、31日午前中から土砂を取り除く作業を始めましたが、復旧の目途は立っていないということです。
一方、31日夜の花火大会が延期となった大分市の河川敷には大量の流木などが流れ着いていました。
市によると来週から片付けを行い、開催日は改めて検討するということです。