英国王室の王女が由来「シャーロット」約1年にわたり行方不明 「死んだ可能性も」 大分
命名騒動で注目された、大分県大分市の高崎山自然動物園の人気ザル「シャーロット」が、行方不明になっていることが分かりました。園では「死んだ可能性もある」と話しています。
野生のサルの餌付けで知られる、大分市の高崎山自然動物園。今年度の個体数調査の結果が24日発表され、2つの群れであわせて922匹のサルがいることが分かりました。昨年度よりも55匹少なくなっています。
こうした中…
◆TOS梅田雄一郎記者
「サル寄せ場には多くのサルたちが集まってきていますが、あの人気ザルの行方は、分からなくなっています」
行方不明になっているのは、8歳のメスの「シャーロット」です。2015年第1号の赤ちゃんザルとして誕生した「シャーロット」。名前は、同じ年に生まれた、イギリス王室の王女にちなんだ公募で決まりました。しかし・・・
園などに「イギリス王室に失礼だ」といった抗議が殺到。結局、名前は変更されませんでしたが、この騒動は全国的に注目されました。こうしてシャーロットは、園の人気ザルに。誘客にも一役買っていましたが…
◆高崎山自然動物園・木本智さん
「1年ほど前から姿がない」「我々の目の前で亡くなる姿を見せるわけではないので、詳しい原因は分からない」
ただ、およそ1年にもわたり、姿が確認できないため、園では「死んだ可能性もある」と考えています。
◆訪れた人は…
「行方不明でちょっと心配」
「ショック」「どっかの山で生きててほしい」
また、園を管理する大分市の足立市長は…
◆大分市・足立信也市長
「事故にでも遭ったのかなという気がしています」「非常に残念です」
園では、シャーロットの捜索や、死亡したかの判定をすることは予定していないということです。
多くの人に愛されたシャーロット…その存在は、これからも高崎山で語り継がれることでしょう。