大分市関税談合事件 市職員3人容疑認める 部落解放同盟支部長の男が落札依頼か 大分
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大分県大分市のごみ収集業務の入札を巡る官製談合事件で逮捕・送検された4人のうち、市の元幹部3人が容疑を認めていることが新たに分かりました。
この事件は官製談合防止法違反などの疑いで大分市役所の元環境部長・池永浩二容疑者など市の職員3人と大分市にあるワールド建設の元監査役・早川幸治郎容疑者が逮捕、送検されたものです。
警察は4人の認否を明らかにしていませんが、捜査関係者などへの取材で市の元幹部3人は容疑を認めていることが分かりました。
これまでの取材で、部落解放同盟大分支部長を務めるワールド建設の早川容疑者が、市の幹部3人に落札させるよう依頼したとみられることが分かっています。また関係者によりますと、こうした依頼は慣例的に行われていた可能性があるということです。
入手した資料によりますと、今回の入札にはワールド建設を含めてあわせて5社が参加していました。
警察は市の元幹部3人がワールド建設に落札させようと、予定価格を漏えいするとともに早川容疑者が希望する会社を入札に参加させた疑いがあるとみて調べています。