自民党の衛藤征士郎衆議 キックバックは1070万円 派閥が作った口座に振り込み 大分
自民党の政治資金パーティを巡る問題で大分2区選出の衛藤征士郎衆議院議員が1日会見を開き、派閥からのキックバックは5年間で1070万円に上ることを明らかにしました。
自民党の派閥の政治資金を巡り安倍派は1月31日、政治資金収支報告書の訂正を総務省に届け出ました。
◆安倍派最高顧問 衛藤征士郎衆議院議員(大分2区選出)
「清和政策研究会に所属する議員として真摯に反省し、国民に深くお詫びする」
これを受けて1日、派閥の最高顧問を務める衛藤征士郎衆議院議員が東京で会見を開きました。
衛藤議員の資金管理団体も、新たに調査した分を加えた結果、2018年からの5年間で派閥からの寄付あわせて1070万円が不記載だったとして1月31日に総務省に訂正を届け出たということです。
衛藤議員のノルマは1回のパーティにつき750万円で、それを超えた分は派閥が作った専用口座に振り込まれていました。そして全額、衛藤議員の政治活動に支出していたということです。
キックバックがあったことについて衛藤議員は「キックバックの仕組みは事件発覚まで知らなかった」としていて、「離党や辞職は考えていない」と話しています。