「グローカル感染症研究センター棟」が大分大学に完成 感染症の基礎研究や薬の開発なども
大分大学には感染症についての新たな研究施設が完成しました。
由布市の大分大学挾間キャンパスに完成したのは「グローカル感染症研究センター棟」です。
グローカルは「グローバル」と「ローカル」を組み合わせた造語で、地域に根差しつつ、国際的で総合的な研究を行う拠点とすることを目指しています。
コロナ禍をきっかけに、大学がおととし、建設を始め、総工費およそ4億9000万円をかけて、先月完成。
23日は関係者およそ70人が出席して記念の式典が開かれました。
建物は4階建てで、延べ床面積はおよそ970平方メートル。
実験室には最先端の顕微鏡や遺伝子分析の機器などが備えられていて、感染症の基礎研究のほか、薬の開発なども行っていくということです。
また、設備は学外の研究者も利用できるということで、大学では共同研究を推進し、多くの成果を生み出す拠点としていくことを目指しています。