道路から湯気…地下から温泉が湧き出る 日向灘地震との関連は?周辺の市営温泉は臨時休館に 大分県別府市
14日夜、大分県別府市の道路では地下から温泉が湧き出る様子が周辺の防犯カメラに記録されました。
前日には日向灘を震源とする最大震度5弱の地震が起き、別府市でも震度3の揺れが観測されていましたが、果たして関連はあったのでしょうか。取材しました。
14日夜に撮影された別府市浜脇の旅館の防犯カメラ映像です。
マンホールの周りから水があふれているように見えますが、道路からは湯気が…
正体は温泉でした。
◆新玉旅館 犬走数馬さん
「湯煙が出るので、何か起きたのではないかなという状態」
この前日の13日には宮崎県の日向灘を震源とする最大震度5弱の地震が発生。別府市でも震度3の揺れを観測しました。温泉が湧き出たのは地震との関連があったのでしょうか?
◆TOS梅田雄一郎記者
「こちらの旅館の目の前にあるマンホールから温泉は湧き出ました。そして、こちらの道路、少し前を見てみると、配管工事が行われています」
周辺では当時、温泉を供給する配管の交換工事が行われていて、止めていた温泉を流したところ、配管のつなぎ目からあふれ出したということです。工事は地震のあとから始めたことから、市は「地震との関連はないとみられる」と話しています。
一方、このトラブルにより、温泉の供給が止まったことから、15日は周辺の市営温泉が臨時休館となる影響が出ました。
現在は工事が完了し、復旧しています。