12.76mの津波が想定される地区の備えは 南海トラフ地震「巨大地震注意」を発表 大分県佐伯市
8日に宮崎県沖で発生した地震を受けて、気象庁は南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」を発表しました。
大分県佐伯市米水津は、南海トラフ地震が発生した場合、浦代浦地区には12.76メートルの津波が押し寄せると想定されています。
重要となるのが日ごろからの備えです。
こちらは海抜およそ20メートルの場所にある避難所。コンテナの扉を開けてもらうと…
◆米水津自主防災組織「むらの覚悟」 リーダー高橋愛喜さん
「これはきのう出した(水)。きのう30人くらい来たほとんど車で避難してきた」
東日本大震災をきっかけに住民が避難所をつくり運営しています。
コンテナの中は机のほか作業用の器具が並べられていました。
さらに同じ敷地にある防災倉庫では…。
◆TOS児玉直輝記者
「避難所にあるこちらの食糧庫には様々な種類の防災食が貯蔵されている」
保管されていたのはご飯やラーメンなどの食料のほか簡易トイレセットなど。
自治会が買い揃えたということです。
◆米水津自主防災組織「むらの覚悟」リーダー高橋愛喜さん
「津波が来たらひとたまりもない。みんながここにいつでも来やすいような気楽に来れるような場所にしたい」