善光寺大本願 鷹司誓玉上人 今年4月8日で退任へ 大本願住職を28年務める 後任は東京・青山善光寺の川名観惠住職85歳
長野市の善光寺大本願、鷹司誓玉上人が、今年4月8日で退任することが分かりました。大本願住職を務め、実に28年。
「残りの任期は僅かでございますが、これまでどおり精進してまいりたい」とコメントしています。
「鬼は外、福は内」
節分の豆まきに欠かせない、善光寺の福升。
力強い筆遣いは…。善光寺大本願・鷹司誓玉上人によるものでした。鷹司上人は、昭和4年=1929年生まれで今年、8回目の年女を迎えた95歳です。
(※1997年)御開帳雰囲気
慶應大学を卒業後、善光寺大本願に入山。今から28年前の1997年、数えで7年に1度の御開帳の年に、大本願住職に就任しました。
(※2015年)
善光寺大本願鷹司誓玉上人「回向柱に触っていただき、その触ることによって何かの功徳を自分自身いただくと/敬虔な気持ちでお参りをしていただきたいと思います」
(※2023年の福升づくり)
コロナ禍で開催が見送られていた節分会が、復活することになったおととしには…。
善光寺大本願鷹司誓玉上人
「これからの一年を共に明るく和やかにいけますように、心からお祈りをしております」
これまで数々の大役を務めてきた鷹司誓玉上人。今年4月8日の7期目の任期満了に合わせて退任の意向を示し、こうコメントしています。
「70年間、私なりに日々務めてまいりました。大本願の上人としてのお役目を、そろそろ新しい方にお任せすることがよろしいかと存じます」
後任は、東京・青山善光寺の川名観惠住職85歳が務めます。