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「お前だと話にならない」「お前は黙って俺の言うことを聞けばいいんだ」県職員カスハラ実態調査 回答者の半分が経験あり 県職員労組「私たちもサンドバッグではない…」

2024年8月28日 16:00
「お前だと話にならない」「お前は黙って俺の言うことを聞けばいいんだ」県職員カスハラ実態調査 回答者の半分が経験あり 県職員労組「私たちもサンドバッグではない…」

客から理不尽な要求や悪質なクレームなどを受けるカスタマーハラスメント、いわゆる「カスハラ」。県職員で作る労働組合が、職員に対する「カスハラ」の実態調査の結果を公表しました。

およそ半数の職員が「カスハラ」を経験していました。

県職員労働組合は7月から8月にかけて県職員およそ5000人を対象に、暴言や悪質なクレームなどを受ける「カスハラ」の実態調査を行いました。

回答した682人のうち「カスハラ」を「日常的に受けている」「時々受けている」と回答したのはあわせておよそ半数の48.3%。

具体的な内容については、「大声・罵声・脅迫」が最も多く62%、次いで「暴言や説教」が47.2%、「複数回に及ぶクレーム」が46.9%でした。

具体的な言葉としては、「お前だと話にならない」「お前は黙って俺の言うことを聞けばいいんだ」などと言われたということです。

県職員労働組合 湯本憲正委員長
「あまりにも理不尽であったりですとかヘビーなものについては私たちもサンドバッグではなくて労働者ですのでぜひお考えいただきながら」

組合では相談窓口の充実など県に対してカスハラ対策の強化を求めていくとしています。

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