彼岸の中日の２０日、お墓参りに出かけた方も多かったのではないでしょうか。長野市のお寺では意外な光景が広がっていました。

稲葉陽子キャスター
「青空が広がった長野市篠ノ井にやってきました。彼岸の中日のきょう、こちらのお寺、専精寺は墓参りではなく買い物を目当てにした多くの方でにぎわっています」

アンティーク雑貨や、手作りのリース、アクセサリーまで…。
長野市篠ノ井東福寺の専精寺で開かれた「お彼岸マルシェ」です。雑貨や古着などを扱う２７の店が参加し、境内は掘り出し物を求める多くの家族連れの姿がありました。

店員
「（イヤリングを女の子につけながら）痛かったら言ってね！どうどうどう？」

屋内では絵画の展示や、タイルを使った工作が楽しめるワークショップも！

母親
「（ボンドを）出し過ぎないようにね」
女の子
「私、図工大好きだから、めっちゃええ！」

「お彼岸マルシェ」は、専精寺の衆徒・唐澤麻弥さんが、近所付き合いが希薄な時代に、地域の人々のコミュニティーの場をつくろうと、初めて開きました。

唐澤麻弥さん
「本来であればお寺というのは、皆さんに開かれた場所であって、何事がなくてもお散歩がてら来ていただいて、お墓に手を合わせていただく、そのような場でありたいなという思いで。」

稲葉キャスター
「お寺でのマルシェはなかなないと思いますが？」
長野市の女性
「新鮮でした。日本（の風情）と合わさっていいかなって感じ。」
長野市の女の子
「お参りするところがにぎやかになっている感じです」

この「お彼岸マルシェ」は、来年春も開催する予定です。