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「道路に倒れた男性を見て無我夢中、一目散に走った」男性を助けた男子高校生に感謝状 将来の夢「白バイ隊員、自分もなれるかな…」 

2024年7月26日 20:01
「道路に倒れた男性を見て無我夢中、一目散に走った」男性を助けた男子高校生に感謝状 将来の夢「白バイ隊員、自分もなれるかな…」 

6月、安曇野市内で歩行中に転倒した50代の男性を救護したとして、安曇野警察署は26日、男子高校生に感謝状を贈りました。

齊藤誠さん「向こうで人が倒れたので、助けないとなと自分の中で思って行きました」

全力で駆け寄ったその先で見たのが…。

「右のおでこのあたりを切って、血が出ていて、倒れていました」

26日、安曇野警察署の櫻井志郎署長から感謝状を受け取った北安曇郡池田町の高校3年生、齊藤誠さん。

齊藤さんは6月27日の午後0時45分ごろ、JR明科駅前で自宅に帰る途中、出発前のバスの中から、歩行中の50代の男性が転倒するのを目撃しました。

齊藤誠さん
「ここでバスに乗っていて、降りて向こう側に」

その時は無我夢中で、一目散に、現場へ走って向かいました。

齊藤誠さん
「(男性は)横の手すりにつかまりながら歩いていたが、ずっとよろけながら歩いていて、この坂のところで転んじゃって、道路の方に頭が出ている状態で倒れました」

齊藤さんはすぐに近くの交番に向かい、警察官に事情を説明。男性は、病院に運ばれましたが、軽いけがで済みました。

小中学生の頃は、消防士にあこがれていたという齊藤さん。高校生になってからは自動車の整備士を目指していましたが、この出来事をきっかけにもう一つ、なりたい夢が増えたといいます。

齊藤誠さん
「警察の白バイ隊員になりたいなと思っています。きょう、警察官の人と会ったが、正義感のある人になってほしいと言われて、自分でもなれるかもと思って試験を受けてみたいと思いました」

齊藤さんはこの経験を今後の人生にも生かしていきたいと話していました。

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