×

盛岡市動物公園ZOOMOのアフリカゾウ・マオ2回目の人工授精 無事に施術

2025年1月24日 17:17
盛岡市動物公園ZOOMOのアフリカゾウ・マオ2回目の人工授精 無事に施術

 盛岡市動物公園ZOOMOのアフリカゾウ「マオ」が、24日朝、去年7月以来、2回目の人工授精をしました。国内初の人工授精の成功が期待されるマオ。妊娠したかどうかわかるのは5月ごろの見込みです。

江口キャスター
「けさ5時ごろから人工授精にのぞんだマオは、非常に落ち着いた様子で、少し眠そうにも見えます」

 アフリカゾウのメス、22才のマオは、24日午前5時ごろ、海外で多くの人工授精を成功させた、ドイツのヒルデブラント博士などにより2回目の人工授精の施術を受けました。

 施術では、15年前に採取し凍結していた、南アフリカの野生のゾウの精子を、解凍し、マオの子宮に注入しました。

 ヒルデブラント博士は「人工授精をするタイミングが良かったのでいい結果を待ちたい」と、施術におおむね満足していました。

 普段、飼育を担当している丸山さんは、マオが施術の後も体調が良く、安心していました。

丸山孝作さん
「普段あげていないような枝葉を購入してあげたんですけど、もりもり食べていま、ちょっと食べすぎて眠たくなっている」

 2006年に、東京の動物園から来たマオは、元からいたオスのたろうと自然繁殖を試みましたが、叶いませんでした。

 一度も妊娠、出産をしていないゾウは、子宮の病気になるリスクが高いため、去年7月、全国で初めて人工授精をしましたが、妊娠には至りませんでした。

 今回の人工授精で、妊娠したかどうかが分かるのは5月ごろです。ゾウの妊娠期間は22ヶ月で、妊娠した場合は、2年後の春ごろ、出産予定だということです。

 なお、ZOOMOに行けば、マオは24日以降も通常通り見ることができます。

最終更新日:2025年1月24日 18:59
    テレビ岩手のニュース
    24時間ライブ配信中
    日テレNEWS24 24時間ライブ配信中
    logo

    24時間ライブ配信中