【悪質化】「客引きを禁止する条例」制定を市長に要望 盛岡大通商店街協同組合が5000人以上の署名提出
盛岡市の大通商店街で「客引きが悪質化している」として、商店街協同組合は21日、内舘盛岡市長に「客引きを禁止する条例」を制定するよう要望しました。
20日午後6時半ごろ。盛岡市中心部の繁華街、大通商店街には、メニューのようなものを抱えて客引きをする人がいました。
県では、客引き行為自体を禁止していませんが、迷惑防止条例の第6条で、衣服をつかむなどの悪質な客引き行為は禁じています。
盛岡大通商店街協同組合 上田裕樹理事長
「キャッチ(客引き)前提の居酒屋がある。入る前に2時間で3000円と言っていたのが会計の時に5000円になっていたり。ずーっとついてくる客引き行為自体が通りを占有しているような状態で、人が歩いている交通の邪魔ですらあるような感じです」
盛岡大通商店街協同組合は21日、内舘市長に大通商店街での客引き行為自体を禁止する条例の制定を要望しました。これに賛同する5000人以上の署名も手渡しました。
内舘茂市長
「署名数に驚いた。みなさんの思いは大きいものだと受け止めている。なんとかこの問題については取り組まなければならない、取り組みたいというふうに強く思っている」
内舘市長は、条例制定に前向きな姿勢を示しました。
上田裕樹理事長
「正直私たちからすると、もっと早くと。被害に遭った方も声上げづらかった今回条例制定してもらえればそういうこともカバーできると思う」
客引き行為を規制する条例は全国で導入が進んでいて、仙台市では6年前から一部エリアで客引き行為を禁止しています。