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【期限迫る】HPVワクチンの接種機会逃していた女性対象のキャッチアップ接種

2025年3月25日 5:50
【期限迫る】HPVワクチンの接種機会逃していた女性対象のキャッチアップ接種

「子宮頸がん」を防ぐための「HPVワクチン」の接種の機会を逃していた女性を対象にした「キャッチアップ接種」の期限が今月末に迫っています。各市町村は、対象者に接種を呼びかけています。

日本では年間約1万人の女性が「子宮頸がん」にかかり約3000人が亡くなっています。

その「子宮頸がん」の原因になるヒトパピローマウイルス、HPVの感染を防ぐのが「HPVワクチン」です。

しかし、「HPVワクチン」は接種後に体の痛みを訴えた人がいたことから厚生労働省は2013年6月からおととし2022年3月までの9年間、積極的な接種の呼びかけを控えました。

その後、ワクチンの安全性が確認され、この間、接種の機会を逃した女性について、公平な接種機会を確保するため、無料で受けられる「キャッチアップ接種」が行われています。

「HPVワクチン」は期間を空けて3回接種する必要がありますが、去年の夏、ワクチンの需要が急激に高まり供給が不安定になったことから、厚生労働省は、1回目の接種を受けられる期間を今月末まで延長しています。

「HPVワクチン」の無料接種の対象となるのは1997年4月2日から2009年4月1日までに生まれた女性、「HPVワクチン」の接種を完了していない人、2022年4月1日から2025年3月31日までの間に「HPVワクチン」を1回以上接種している人。
全て公費で受けるためには今月末までに1回接種することが必要です。

「HPVワクチン」を任意で接種する場合1回あたり3万円ほどの費用がかかります。3回とも全額自己負担する場合は10万円程度の費用がかかりますが、今月末までに1回接種することで全額公費負担、無料で受けることができます。

接種できる医療機関など詳しくは最寄りの保健所にお問い合わせください。

最終更新日:2025年3月25日 9:41
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