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【大船渡・山火事】4日(火)は県南から雨・雪が降り始める見込み 5日(水)は広い範囲で

2025年2月28日 18:57
【大船渡・山火事】4日(火)は県南から雨・雪が降り始める見込み 5日(水)は広い範囲で
大船渡で大規模な山林火災が続くなか、穴澤予報士は岩手県内の湿度に注目する。
28日午後5時までの最小湿度は大船渡で27%。宮古で25%。盛岡で33%となっている。

<大船渡地域に発表された乾燥注意報履歴>
2月13日から28日までの16日間で乾燥注意報が出されている。
中でも15日から28までの11日間は、時間的な途切れなく乾燥注意報が出続けている。
去年2月と比べると、大船渡地域に途切れなく乾燥注意報が発表されたのは7日間だった。
気象庁のHPでは「沿岸北部、沿岸南部では、来月2日まで空気の乾燥した状態が続く」とされている。

<穴澤予報士 今後の見立て>
3日(月)以降は湿った空気が流れ込む見込み。
雪雲と雨雲の帯が西からゆっくりと広がってくる予想で、4日(火)になると、本州南岸を低気圧が進む見込み、雨や雪が県南から降り始める見込み。5日(水)は広い範囲で雪や雨に。沿岸にとっては恵の降水となりそう名一方で、大雪となる恐れもある。

また、一旦乾燥注意報が解除されても、この先しばらく火の取り扱いに注意が必要。気象庁が乾燥注意報を発表した回数を月別にまとめると、冬から春にかけて多くなっていて、3月から4月にかけてが特に増えている。
さらに、山林火災の発生件数との関連を見ると、乾燥注意報の発表回数と山林火災のピークが重なっていることが分かる。

山林火災は約7割が1月から5月に集中していて、特に3月と4月が多くなっている。その理由は、落ち葉が積もった状態になっていることや、風が強いこと、特に太平洋側は乾燥した状態になるといった自然条件が重なると考えられている。

相次ぐ山火事を受け、県は今後も空気が乾燥して山火事の危険が高まる時期が続くとして、27日から5月いっぱいまで「山火事警戒宣言」を発令している。
最終更新日:2025年2月28日 18:57
テレビ岩手のニュース