【GWの一日】 アウトドア施設でのフリーマーケットに密着 思い出の品や掘り出し物も 岩手・北上市
ゴールデンウィーク後半、岩手県北上市のアウトドア施設で初めて行われたフリーマーケットにカメラが密着しました。一体、どんな人たちが参加したのでしょうか?
新緑がまぶしいゴールデンウィーク後半。北上市稲瀬町にあるアウトドア施設、「the campus~トロイカの森~」では、フリーマーケットが開かれました。今回はこちらで定点観測!10時のオープンに向けて出店者は準備に追われていました。今回、一回目となるフリーマーケット。開催のきっかけは何だったのでしょうか?
菅原さん
「普段イベントは元々色々やっていたんですけれども今回はローカル、あの身近な人たちにこの場所を広めようという事で、第一回のフリーマーケットを開催することになりました。今回はあえて一般の方々に昔ながらの原点に返ってフリーマーケット、がらくた市というか、そういうのをやろうと思って開催しました」
開催二日目のこの日は18のテントが並び、様々な品々が販売されました。
千葉みつえさん
「きのう、洋書が売れたのですごい洋書が意外と人気があるなと思って増やしました。趣味で集めたものをもう何十年も経っちゃうんですけどお片付けの一環で」
ほぼすべてのお店が一般の人。自分がいらなくなったものや子ども服などが多い中、手作り商品を販売する人もいました。
佐々木梓さん
「最初はそれこそおばあちゃんに教えてもらって、マフラーとかを作り始めてそこからかれこれずっと何か小物系をバッグを作ったりだとかし始めて、で、最近こういう帽子が流行ってるってなったのでそれを作り始めたっていう感じです。一個一個手作りで一点ものになります」
商品を買った人の反応は?
おばあちゃん
「綿なのでお肌にも優しいし、お洗濯もできるから」Q、参加しての感想は?「すごい場所的にもいいので最高ですね。空気もいいし」
お店をまわってみると、家族で出店し、子供の社会勉強にと参加している人も多く見受けられました。
佐々木匡久くん
Q,売れましたか?「はい、結構売れました。500円は売れました。自分が使ったものが買われるとちょっとうれしいです」Q接客とかもお子さんがやられてるんですか?家族「ほぼきょうは、商品が本人の物なので任せてました。
また、今はいらなくなったけど、想い出の詰まった品を販売しているお店もありました。フリーマーケット初参加の細谷一家です。
細谷さん一家
「楽しいので、初めてですけど楽しみながらやれているのがいいかなって。子どもも一緒なんで」妻「子どもがやりたいって言ったのでちょっと思い切って、昨日まで旅行に行ってたんですけどもう、疲れ切ってる中がんばって来ました」
Qどうですか、想い出のある品も多いんじゃないですか?
細谷さん「ちょっと子どもが遊んでいたおもちゃとか本当に売っちゃっていいのかなという気もしつつ、子供はもういいって言ってるんで。名前入りのリュックだったんですけどそれが、ちっちゃい背中で背負っていたのを思い出すんですけど、まあ、ちょっとさびしいなと思いつつも、誰かに使ってもらえたらいいのかなって」
妻「子どもの姿が浮かびますね。小さい頃の。これがちょうどよかったサイズだったんだなと思って、大きくなったなって思います」
複雑な思いを抱きつつも、フリーマーケットに参加していました。お昼を過ぎると、買い物だけでなく、イベントやアクティビティ、それぞれの時間を過ごす人の姿も多くなってきました。ここ、the campusでは、キャンプはもちろん、レストランや、本格的なバーベキューが楽しめるテラス、ウォーキングコースなどもあり、五感を使って様々な体験をすることができます。
さて、フリーマーケットでは、お目当ての掘り出し物を見つけた人もいました。
フィギュア購入者
Q何でこれ欲しかったんですか?
客「これ、ずっと探してて、息子がちょっと欲しがっていたので買ってみようかなっていうか。3000、4000円ぐらいかな、ちょっとわかんない。でも500円だったので。よしと思って買っちゃいました」
こちらでは、宮城県からキャンプに来ていた家族が、子ども用の自転車を見つけたようです。
自転車購入者
母「おにいさん、これください!」子「はい、ありがとうございます」Q買いましたね
父「買いましたね。1000円で。激安で」Q探してたんですか?父「そうですね。子ども用を。壊れてもいいのでバンバン走ってもらえれば」
フリーマーケットも残り1時間。さて、想い出のリュックは売れたのでしょうか?
細谷夫妻
Q思い出のリュックはどうです?父「まだ。そこに残ってます」Q少しほっとします?父「ほっとしている所もあります。楽しくやれたんで、天気も良かったのでよかったです」2人「ありがとうございます」
初めてのフリーマーケットを終えて、主催した菅原さんは今後に期待を寄せています。
菅原さん
「お気に入りの物とかを持ってきて、それがまた次の人に引き継がれて使われるっていうなんかすごいいいなって感じました。これからもやっぱりそのキャンパスに行ったら何か楽しい事があるよと言うような形で、地域の、北上だったり県南だったりの人たちみんなが遊びに来たりとか集える場所になればなと思います」
このアウトドア体験施設では、これからも多くの出会いとつながりが生まれていくことでしょう。