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メタバースで大学生が国際交流 語学・異文化体験の楽しさを感じる

2025年2月20日 19:03
メタバースで大学生が国際交流 語学・異文化体験の楽しさを感じる
テレビ宮崎
インターネット上の仮想空間=メタバースを活用した新たな取り組みです。
県内の大学生が仮想空間上で海外の学生と交流する授業が宮崎大学で行われました。

(竹下凜アナウンサー)
「学生たちが、VRゴーグルをつけて楽しそうに話しています。実は学生たち、メタバース上で海外の学生と交流している真っ最中なんです」

宮崎大学で行われたのはメタバースを活用した授業。
宮崎大学と宮崎学園短期大学、それにアメリカ・韓国・台湾の学生たちが仮想空間に入り、自分の分身である「アバター」を通して国際交流しました。

(学生)
「メタバースだと、自分たちで動ける。操作できる。(メタバース上で相手と)一緒に動けるのは面白い」

「顔が直接見えないというのが、急に知らない人と話すという点でいいと思った。(オンラインで話す場合)画面との会話みたいに感じてしまう。メタバースだと、空間に一緒にいる感覚がする」

「デメリットとしては、ズームだとカメラが付くから相手の表情がわかるけど、カメラがないので表情がわかりにくい」

この授業は、最先端の教育手法を取り入れ、県内の高等教育の充実を図ろうと行われたもので、2月20日は、県内の他の大学の教職員も授業に参加しました。

(宮崎国際大学 ウォーカー・ロイド副学長)
「高校それぞれの教育目的に合わせて、研修を行っている。研修の中での体験の1つとして、語学、異文化体験の楽しさを感じていただければいいと思う」

(宮崎大学 伊藤健一准教授)
「アバターを使う仮想空間は、相手をより身近に感じ取ることができるという意味で、コミュニケーションの促進が期待できると思っている」

参加した教職員は、アバターを使っての会話となるため、間違いを恐れず積極的に外国語を使いやすく相手の年齢なども分からないため、目上・目下を気にせず話しやすいというメリットがあったと話していました。

宮崎大学では今後、語学学習や大学講義などで積極的にメタバースを活用したいとしています。
最終更新日:2025年2月20日 19:32
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